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裁判官も「信じられない!」 2人の日本人はなぜカンボジアで人を殺したのか

9/11(水) 17:30配信

FNN.jpプライムオンライン

まさか・・・日本人による残忍な強盗殺人事件

3人の裁判官が何度も「信じられない」と口にした。
そして、日本人の被告2人に対し、質問を繰り返した。
「なぜカンボジアに来たのか?」
「なぜ強盗をしようと思ったのか?」
初公判を終え、裁判官はすべての疑問を払しょくすることはできなかった様子だった。

【画像】殺害されたタクシー運転手の妻と4人の子どもたち

事件があったのは、世界遺産で有名なアンコールワットがあるカンボジアのシエムリアプ。今年3月、タクシー運転手のフム・チャンさん(当時40)が刃物で殺害され、車を奪われた。逮捕・起訴されたのは、20代の日本人2人。いずれも元自衛官の中茎竜二(なかくき・りゅうじ)被告(24)と石田礼門(いしだ・れいもん)被告(23)だった。

地元の警察などへの取材による と、2人は今年3月16日、タイから陸路でカンボジアに入国。その翌日、国境付近の町から、タクシーでシエムリアプに向かう途中、中茎被告がフム・チャンさんを刃物で殺害。そして、石田被告とともに車を奪って逃走し、何度か衝突事故を起こした後、車を捨てて逃げたが逮捕されたという。警察の調べに対し、2人は「両替所で強盗をしようとアメリカドルが流通するカンボジアに入国し、車を奪おうと考えた」と供述していると いう。

裁判官は「指示役の存在」疑うも2人は否定

そして事件からおよそ半年後の9月9日、シエムリアプ地方裁判所で初公判が開かれた。出廷した2人の頭は丸刈りで、オレンジ色の服を身につけ、素足だった。裁判には、日本のメディアだけでなく、地元メディアも多く取材に訪れ、注目の高さがうかがえた。

2人が裁判で語った犯行動機や事件の詳細は次の通りだ 。中茎被告は銀行に借金があり、お金に困っていた。石田被告は借金はなかったが、「これから先何があるかわからないので、お金が欲しかった 」と話した。チャンさんを殺害したのは中茎被告で、「車を奪おうと、日本から持ってきた刃物をチャンさんの首にあてて脅そうとしたが暴れたため、刃物が首にあたってしまった」と話した。2人は犯行は認めたものの、殺すつもりはなく、殺意はなかったと主張した。

2人はカンボジアに来る前 、アルバイトなどで月20万円以上の収入があったことを明らかにした。では、なぜ平均月収3万円ほどのカンボジアで強盗を計画したのか。2人が、カンボジアでの犯行を計画した理由は、アメリカドルが流通しているからで、「日本での犯行は恥ずかしい」と説明した。裁判官は「通院歴はあるのか?」や「誰かに指示されたのではないのか?」と同じ質問を何度も繰り返した。しかし、2人はいずれも否定。およそ2時間半におよぶ初公判で裁判官は2人の説明に納得できなかった様子だった。

内戦が続いたカンボジアは、1980年代から日本が和平や復興を積極的に支援してきた背景もあり、親日国として知られている。日本人の若者2人が逮捕されたタクシー運転手強盗殺人事件は、現地メディアで大々的に取り上げられ、多くのカンボジア人が「まさか日本人が」と衝撃を受けた。

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最終更新:9/12(木) 17:41
FNN.jpプライムオンライン

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