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トランプ大統領、北朝鮮の「9月下旬の実務協議」提案に「会うのは良いこと」

9/11(水) 7:48配信

ハンギョレ新聞

「金委員長と非常に良い関係…何が起こるか見守る」 チェ・ソンヒ副相の談話に肯定的な反応…実務協議再開の可能性高まる

 ドナルド・トランプ米大統領は、北朝鮮が9月下旬に米国と実務協議を開く意向を示したことに対し、9日(現地時間)「会うのは良いこと」だとし、「何が起こるか見守る」と述べた。

 トランプ大統領は同日、ホワイトハウスからノースカロライナ州の選挙遊説場に発つ際、北朝鮮の実務交渉の提案に関する記者団の質問に対し、「北朝鮮と関連し、先ほど発表された声明を見た。興味深い」と述べた。さらに、「我々は何が起きるかを見守る」とし、「抑留者を返してもらった。偉大な(朝鮮戦争での)英雄たちの遺骸を返してもらった。そして長い間核実験がなかった」と述べた。

 トランプ大統領は、「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が約束を守らないのではないかと懸念しているか」という質問に対し、「私は金委員長と非常に良い関係を持っている」とし、「我々は何が起こるか見守るつもりだが、私は会うことは悪いことではないと言い続けてきた」と述べた。

 これは数時間前に北朝鮮のチェ・ソンヒ外務省第1副相次官が「9月下旬頃に合意した時間と場所で、米国側と向かい合ってこれまで我々が論議してきた問題を包括的に討議する用意がある」と述べたのに対し、肯定的な反応を示したのだ。これにより、朝米実務交渉が今月中に開かれる可能性が高くなったものと見られる。

 国務省報道官室の関係者は、チェ次官の談話に対する立場を問うマスコミの質問に、「この時点では協議について発表できるものがない」と答えた。

 これに先立ち、チェ副相は韓国時間9日夜(米国9日午前)の談話で、「私は米国で対朝鮮交渉を主導する高官たちが最近、朝米実務交渉の開催に向けた準備ができていると重ねて公言したことに注目した」としたうえで、「私は米国側が朝米双方の利害関係に合致し、我々が受け入れられる計算法に基づく代案を持ってくると信じたい」と述べた。彼女は9月下旬に朝米実務協議を再開する用意があるとして、「もし米国側がようやく開かれる朝米実務協議で、新しい計算法とは程遠い古いシナリオを再びちらつかせれば、朝米間の取引はそれで幕を下ろすことにもなりうる」と警告した。

 これに先立ち、金委員長とトランプ大統領は昨年6月30日、板門店(パンムンジョム)で実務交渉を再開することで合意したが、まだ実現していない。北朝鮮は8月の韓米合同軍事演習に不満を表し、6回にわたって短距離ミサイル発射実験を行っており、トランプ大統領は、金委員長が先月自分に親書を送って、韓米合同軍事演習が終わり次第対話を再開したいという意思を伝えてきたと明らかにした。

 チェ副相の談話は、スティーブ・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表が6日に在韓米軍問題に対する戦略的見直しの可能性までほのめかし、「我々は北朝鮮からの返事が届き次第、北朝鮮と関与する準備ができている」と積極的な対話メッセージを送ってから3日後の反応だ。最近、トランプ大統領も「北朝鮮の政権交代を望まない」(4日)と述べており、マイク・ポンペオ国務長官も「すべての国は自らを防御する主権を持つ」(6日)と発言するなど、トランプ政府の高官らが一斉に北朝鮮に対話を求めてきた。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/11(水) 7:48
ハンギョレ新聞

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