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仮想通貨取引所ジェミニ、カストディサービスをローンチ――18種の仮想通貨に対応

9/11(水) 6:30配信

CoinDesk Japan

米仮想通貨取引所ジェミニ(Gemini)は、機関投資家グレードの仮想通貨カストディ・ソリューションをローンチする。ジェミニが2019年9月10日(現地時間)に発表した。

ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する取引所ジェミニは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)に監督されるカストディアン、ジェミニ・トラスト・カンパニー(Gemini Trust Company)を通じて「ジェミニ・カストディ(Gemini Custody)」の提供を始める。ジェミニ・カストディは、顧客に信用貸しを提供することで、資産を即座に取引することを可能にする。

これまで顧客は、資産にアクセスし取引するまでに1日以上待たなければならなかった。プレスリリースによると、顧客はジェミニ・カストディを利用することで、待つことなく、オフラインで保管されている資産の取引が可能になる。

顧客はホワイトリストを設定し、保有する仮想通貨が特定のアドレスに対してのみ出金されるようにすることができる。また、監査人が残高やアクティビティを確認できるようアクセスを許可することや、必要に応じて異なるレベルのパーミッションが設定されたサブアカウントを複数開設することができる、とプレスリリースには記されている。

声明の中でジェミニのオペレーション担当マネージングディレクターのジェニーン・ハイタワー=セリット(Jeanine Hightower-Sellitto)氏は、ジェミニ・カストディは「仮想通貨ネイティブのソリューション」であり、顧客にセキュリティーと流動性の両方を提供すると述べた。

そして、同氏は次のように続けた。

「機関投資家は、仮想通貨に対して明確、かつ高まる需要を示していますが、規制とセキュリティー上の複雑な要件を完全に満たすソリューションを見つけるのに苦労してきました」

セキュリティー上の取り組みの一環として、ジェミニ・カストディはマルチシグのオフライン保管を可能にしている、とプレスリリースには記されている。

ジェミニ・カストディは現在、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサ(ETH)、ライトコイン(LTC)、ジーキャッシュ(ZEC)、0x(ZRX)、オーガー(Augur)のREPトークン、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)、ブレッド(BRD)、ダイ(DAI)、メーカー(MKR)、ディセントラランド(decentraland)のマナ(MANA)トークン、エンジン(ENJ)、フレクサコイン(FXC)、ジェミニドル(GUSD)、カイバー・ネットワーク(Kyber Network)のトークン(KNC)、ルーム・ネットワークのトークン(LOOM)、そしてオミセゴー(OMG)に対応している。

ジェミニは、これら以外の仮想通貨へのサポートも追加していく計画だ。

ジェミニ・カストディが対応するERC-20トークンの多くは、NYDFSに明確に認可されたわけではいないが、広報担当者によると、ジェミニの「リスティング・カストディ・発行フレームワーク(Listing, Custody and Issuance Framework)」は、NYDFSの認可を取得した。ERC-20トークンはそのフレームワーに従って追加されている。

ジェミニは以前から機関投資家に規制されたサービスを提供しようとしている。

ジェミニは7月初旬、証券業界の自主規制機関である米金融取引業規制機構(FINRA)を通じて、ブローカー・ディーラーのライセンスを申請していると発表した。ブローカー・ディーラーの認可を取得できれば、代替的取引システムになるための申請を行えるようになり、そうすれば承認を受けた投資家にデジタル証券を提供することが可能となる。

翻訳:山口晶子 | 編集:町田優太 | 写真:Image: Winklevoss brothers at SXSW 2019by Brady Dale. | 原文:Gemini Launches Custody for 18 Cryptos Including Bitcoin, Ether, Enjin and More

CoinDesk Japan 編集部

最終更新:9/11(水) 6:30
CoinDesk Japan

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