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輸出構造改編に乗り出した政府…米中を縮小し東南アジア拡大

9/11(水) 23:18配信

朝鮮日報日本語版

 米中の貿易戦争、日本の輸出規制など、保護貿易主義による対外リスクが高まったことを受け、政府が輸出構造の改編に6兆5000億ウォン(約5900億円)を投じることにした。輸出競争力を引き上げるために財政支出を拡大するというわけだ。わが国の経済を支える輸出が9か月連続でマイナスから脱出できないため、財政支出拡大という劇薬処方を下すことにした。

 政府は11日、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相の主宰で開かれた「経済活力対策会議」で、企画財政部、産業通商資源部、中小ベンチャー企業部など関係部処(省庁)と合同で取りまとめた「輸出市場構造革新方案」を確定させ、発表した。

 政府は今回の対策を通じ、輸出構造を「高成長・高リスク」から「高成長・低リスク」へと転換し、輸出で第二の飛躍を目指すことにした。そのために、市場の多角化とグローバル供給網の確保に向け、2020年に貿易保険に3兆7000億ウォン(約3340億円)を追加で支援することにした。

 政府は今回の対策で、東南アジアなどの新南方地域、ロシアなど新北方地域への輸出割合を拡大することに注力する。これまで米国・中国の二大市場に輸出の重点を置いていたが、集中度を緩和して米中貿易紛争のリスクを軽減するという構想だ。

 このために新南方・新北方地域の戦略市場では韓流活用マーケティングの強化、地域生産ネットワークへの進出支援などを通じ、さらなる輸出拡大を図るとともに、中南米・中東・アフリカの新興市場では大型インフラプロジェクトの共同推進など政府間の協力を通じ、新規市場を創出する方針だ。

 中国・米国・日本・欧州連合(EU)の主力市場では、中間財の輸出だけでなく先端製品・高級消費財などの品目の多角化・高付加価値化を推進する。これらの方策を通じ、2022年までに戦略市場と新興市場がわが国の輸出に占める割合を45%まで拡大する計画だ。

 具体的な市場別の攻略案を見ると、新南方地域は化粧品など5大有望消費財を対象に輸出保険優遇を拡大し、下半期中に輸出マーケティングのイベントを70回以上開催する。

 特に素材・部品産業は、現地進出企業とグローバル企業とのバイヤーミーティング、商談会などを重点的に支援し、通関手続きの簡素化、関税引き下げなどを協議する。新北方地域は、産業協力の生態系を醸成するという意味で、自動車、農業機械といった重点育成分野を中心に合弁事業、政府開発援助(ODA)事業を進める。

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最終更新:9/11(水) 23:18
朝鮮日報日本語版

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