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フォルクスワーゲン 2024年までに高性能版ID.3「R」の発表を目指す

9/11(水) 13:30配信

AUTOCAR JAPAN

フォルクスワーゲンのRの未来はEV

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

フォルクスワーゲンが今回のフランクフルト・モーターショーで発表した純EV、ID.3だが、5年以内に4輪駆同モデルのハイパフォーマンス版を開発する考えがある、という情報を得た。

【写真】ID.3とID.4、ID.CROZZとゴルフR (86枚)

フォルクスワーゲンのセールス部門チーフ、ヨーガン・スタックマンは、「フォルクスワーゲンのRに未来があるのなら、それはEVである必要があります。とてもシンプルですね。Rが電動化の世界でどんなクルマであるべきかを再定義するためにも、来年の登場はないでしょう」

またフォルクスワーゲンは、プラグインハイブリッドのトゥアレグRによって、電動化されたハイパフォーマンス・モデルの口火が切られるとスタックマンは述べている。「いま、Rは間違いなく高出力の内燃エンジンを示していますが、徐々にプラグインハイブリッドを搭載した高出力ユニットへと移行していきます。その後、Rは電気自動車へとシフトするのです。まずは電気自動車のビジョンを確立する必要があります」

さらにスタックマンはID.3 Rについても触れたが、航続距離とパフォーマンスの課題を示した。「現在の技術では、電気自動車で高い運動性能を求めると、航続距離が短くなるという妥協が強いられます。5年以内には何か具体的な姿をお示しできるとは思いますが、開発チームの組織から準備をする必要があります。現時点では、われわれも充分な専門知識のないフィールドです。新たな冒険が始まるといえそうです」

高性能版ID.3の開発には5年あれば充分

フォルクスワーゲンで開発研究部門チーフを務める、フランク・ウェルシュは、今後数年間を掛けてID.3の存在感を高めていく中で、高性能なID.3は最も重要な存在であることを認めた。「われわれは、ゴルフにおけるGTIやRと同じタイプのクルマを用意する必要があるでしょう。多くのドライバーは高性能なクルマが好きですし、ID.のハイパフォーマンスモデルも気に入ってもらえると信じています」

「しかしゴルフとは状況は異なります。たとえノーマルのID.であっても、すでに静止状態からの加速性能はとても優れているのです。アクセルペダルに触れるだけで、ID.3はパンチ力を感じられます。0-96km/h加速では、低出力版でもGTIに勝っているのです。しかしもちろん、高速域ではGTIの方が優れていますが」

最近パイクス・ピークやニュルブルクリンクなど、各地でラップタイムを更新しているID. Rレースカーは、EVの優れたパフォーマンスを表している好例だと、ウェルシュは説明する。

「まずは4輪駆動に優れたモーターが必要です。GTIと呼ばれることはないと思いますが、Rやその他のモデルも含めて、どんな姿がいいのか検討しています。恐らく5年あれば充分でしょう。しかしそれまでに、その他のID.のモデルやゴルフ、ティグアンなど、取り掛かるべきクルマはたくさんあるのです」

AUTOCAR JAPAN

最終更新:9/11(水) 22:09
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