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CL勝利へのカギは“プランB”?…昨季ベスト4・アヤックスが秘める再躍進への可能性

9/11(水) 17:40配信

SOCCER KING

 昨シーズンのアヤックスはチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4進出を果たし、欧州を震撼させた。ここまでの好成績は誰も予想してなかったが、1年前のオランダでの下馬評は「グループリーグ突破の可能性は十分あり。ラウンド16の組み合わせに恵まれればベスト8もあり得るだろう」と高かった。それだけ昨季のCL予選・プレーオフでアヤックスが披露したパフォーマンスは圧巻だった。

 今シーズンもアヤックスは無事にCL予選、プレーオフを勝ち抜き、グループステージに駒を進めた。そこで明らかになったのは、「アヤックスはまだ、チームビルディングの最中である」ということ。今、エリック・テン・ハーフ監督は“プランA”の構築に知恵を絞っている。

難問に苦戦する様を象徴した一戦

 昨季の看板選手2人、フレンキー・デ・ヨング(現 バルセロナ)、マタイス・デ・リフト(現 ユヴェントス)を手放すことになるのは予め分かりきっていた。「さらに、どれだけ主力が抜かれるか?」というのが、この夏の移籍市場の不安材料だった。草刈場になることもありえた懸念を鑑みれば、レギュラークラスではラセ・シェーネ(現 ジェノア)、セミレギュラークラスではカスパー・ドルベリ(現 ニース)の放出に留まったのはフロントの努力の成果だろう。

 それでも、デ・ヨングとショーネが抜けたMF、デ・リフトが欠けたDFを、いかに再編成するか――という難問の答えはまだ出てない。そのことを象徴する試合が、CLプレーオフ1stレグ、敵地でのアボエル戦だった。アヤックスはなんとか0-0の引き分けに持ち込んだが、もらったイエローカードが実に7枚(うちノゼア・マズラウィは2回の警告で退場処分)に及んだほどの苦しい試合だった。

 4バック(マズラウイ、ジョエル・フェルトマン、デイリー・ブリント、ニコラス・タグリアフィコ)が5枚、コントロールMFを務めたラズヴァン・マリンが1枚と後方の選手だけで計6枚ものイエローカードが飛び交った。試合後、アヤックスの選手の口からレフェリーへの不満の声が口々に出たが、実際には…
・アヤックスのサッカーにとって根幹となるビルドアップが不安定であること
・個人的なボールロストから慌てて相手をファールで止めていること
・自チームの攻撃中、ないしはボールポゼッション時に、守備の備えが出来てないこと
といった技術的・組織的ミスが発端となって受けたカードだった。

 この試合のアヤックスは〈コントロールMF/マリン&ブリント、トップ下/ドニー・ファン・デ・ベーク〉という中盤だった。このときの反省を活かし、テン・ハーフ監督は2ndレグに向けて〈コントロールMF/ファン・デ・ベーク&リサンドロ・マルティネス、トップ下/ハキム・ツィエク〉という中盤に作り変えようとしていた。しかし、ファン・デ・ベークが故障したことから、実際の試合ではマルティネス&エドソン・アルバレスという、CBとしても能力の高い2人がコントロールMFとしてコンビを組むことになった。その結果、アヤックスはアポエルに枠内シュートを打たせることなく試合を有利に進め、2-0で完勝した。ちなみに奪った2得点は両方ともリスタート(FK、スローイン)から生まれたもので、手堅いサッカーが光る試合となった。

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最終更新:9/12(木) 7:51
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