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アップルが攻めの価格設定、端末販売増やし定額サービス利用者開拓へ

9/11(水) 13:34配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): アップルの10日の製品発表イベントで最大のサプライズは、新しい機能やデバイス、サービスではなく、攻めの価格戦略だった。高価格路線を取ってきたアップルにとって新たな出発点となりそうだ。

「iPhone(アイフォーン))」の新モデル「11」の価格は699ドル(約7万5300円)からで、昨年発売の「XR」の749ドルを下回る水準とした。XRの販売は継続し、発売当初の価格より150ドル安い599ドルとする。これはアイフォーンの歴史上、前年に比べて最大級の値下げとなる。

レイモンド・ジェームズ&アソシエーツのアナリスト、クリス・カソ氏は顧客向けリポートで「アップルの発表イベントで最大のニュースは、アイフォーン11の低価格設定だ」と指摘。 「アップルは昨年の製品で価格が行き過ぎだったことを認めたとわれわれは受け止めている」と述べた。

2017年発売の「アイフォーン8」の価格も150ドル値下げし449ドルとする。同年発売の「アップルウオッチ・シリーズ3」は279ドルから199ドルに引き下げる。アップルはこの値下げでフィットビットに対する攻勢を強める。

値下げは多くのアイフォーンユーザーに早期のアップグレードを促すほか、デジタル・サブスクリプション(定額制)サービスに新規ユーザーを引きつける可能性がある。

アップルはこの日、月額4.99ドルのゲーム定額制サービスと動画ストリーミングサービスも発表した。動画配信サービス「TV+」の料金はネットフリックスやアマゾン・ドット・コムなどライバルよりも低めに設定。アイフォーンや「iPad(アイパッド)」、「Mac(マック)」、「アップルTV」を買えばTV+は1年間無料になるとティム・クック最高経営責任者(CEO)は説明した。

アップルの株価は10日に1.2%上昇し216.70ドルと、昨年11月初め以来の高値で終了した。

原題:Apple Cuts Prices to Spur Gadget Sales and Lure New Subscribers(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Mark Gurman

最終更新:9/11(水) 13:34
Bloomberg

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