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“王道”の勝利を呼ぶ名門・輪厚、直近成績では日本3トップに期待 好調の新鋭タイ勢2人も注目【佐藤信人の優勝予想】

9/12(木) 7:16配信

ゴルフ情報ALBA.Net

石川遼の連勝に韓国一の実力者の勝利。男子ツアー秋の陣もいよいよスタートするなか、今週は伝統の一戦「ANAオープン」が行われる。過去には尾崎将司や中嶋常幸など、歴代チャンピオンには実力者がズラリ。そこで2000年次戦に活躍が期待できる選手を佐藤信人がピックアップ。ツアー9勝を誇り、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の広報担当理事を務める佐藤が挙げた優勝候補は?

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■選手も「好きなコース」上位の輪厚はどんな特徴?
尾崎将司の現役最後の勝利となった開催コース、札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース。ジャンボ尾崎が過去7勝。中嶋常幸が3勝と、王道のゴルフが大会を制してきた。そこで、2000年大会に輪厚コースを制した佐藤にコースの印象を聞いてみた。

「コースが持つ特徴として、グリーンが特に重かったり速かったりするわけでなく、いい意味で平均的に、言い換えれば、すごくフェアに仕上がっているコース。また洋芝なので、ラフからでも変にフライヤーをしない。野芝やコーライなど、日本によくあるほかの芝よりも計算がしやすいんです」

多くの選手が「好きなコース」と話す理由には、コースレイアウトも関係している。「極端なアップダウンがあるわけでもなく、ホール間のインターバルもあまりなく、ストレスなく回れるというのもあります」と佐藤。加えて、「何一つトリッキーな部分がない。ドツボにはまるというのが少ないコースだと思います」(佐藤)。

■王道のゴルフが輪厚を制する となれば3トップが順当?
実力どおりのゴルフができれば、自ずと好スコアが期待できる。よほどのトラブルにならない限り、スコアをまとめることができる、それが輪厚だ。

となると、「本命選手の優勝争いになると思います」と、佐藤は分析する。そして、その本命といえば、調子が上がってきている石川遼、コンスタントに上位に食い込む今平周吾、そして、先週はケガのために欠場したものの、大会2勝を挙げている池田勇太のトップ3による熱い濃厚な戦いが見られそうだ。

「昨年は残念ながら中止となってしまいましたが、おととし、16年、15年大会を見れば分かる通り、この3人の成績が抜きん出ています。おととしは池田選手がプレーオフのすえ優勝。15年は石川選手が優勝。そして、今平選手は、おととしは負けはしましたがプレーオフまで進みました。やはり、この3人が順当に来る可能性は高いですね」

・2017年大会
優勝:池田勇太 ※プレーオフによる
2位:今平周吾
2位:時松隆光
4位:小平智

・2016年大会
優勝:ブレンダン・ジョーンズ
2位:池田勇太
3位:石川遼
4位:今平周吾

・2015年大会
優勝:石川遼
2位:宮里優作
3位:イ・キョンフン
4位:宮本勝昌
6位:池田勇太

■新鋭のタイ勢が新風を巻き込む
王道、本命といったキーワードで日本人選手をくくれば、いまノリに乗っている3人が上位をにぎわす可能性が高いが、果たして外国勢はどうなのか。そこで佐藤が注目するのは、タイの若手ふたりだ。

「ガン・チャルングンはショットがすばらしく安定しています。体も強いし、技術的にも高いものがあります。ポテンシャルが非常に高い選手。PGAツアーでも活躍できる力を持っているというのが評判です」と佐藤がいうように、平均ストローク2位、パーオン率1位、ドライビングディスタンスも13位と総合的に優れているのが分かる。

さらに、開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」に勝利したジャズ・ジェーンワタナノンドも久しぶりに日本参戦。「ジャズ選手もオールラウンドなプレーヤー。飛距離も出るし、フェアウェイキープもいい。今年は大きな自信をつけているので、おもしろいです」と、平均ストロークはチャルングンと同じ2位、パーオン率3位、トータルドライビング1位の真価が発揮されれば、やはり、本命に上がってきそうな予感が漂う。

■佐藤信人(さとう・のぶひと)
1970年03月12日生まれ、千葉県出身。高校卒業後に米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ進学。1993年に日本のプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝を挙げた。ツアー通算9勝を誇り、現在はJGTOの広報担当理事も務める。

(撮影:佐々木啓)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:9/12(木) 7:16
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