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サカナクション山口一郎が抱く音楽業界への違和感 「音源とライブ以外の場を」銀座の屋上で語ったこと

9/14(土) 7:00配信

withnews

サカナクション・山口一郎さんが発起人のプロジェクト「NF」が手掛けるサウンド・インスタレーション「ROOF TOP ORCHESTRA -音を奏でる庭園-」が東京・銀座の「GINZA SIX」屋上で10月末まで開催されています。バンド活動で多くの支持を集めながら、空間芸術の分野にも挑戦する山口さん。「音源とライブ以外の表現の場を拡張していきたい」と語る裏側には、ミュージシャンとして抱える音楽業界への「違和感」がありました。(朝日新聞・本間里望)

【写真特集】身ぶり手ぶり、時に笑顔も……NFや音楽業界への思いを語った山口一郎 会場で自ら「演奏」も

GINZA SIX屋上に広がるオーケストラ

地上56メートル、銀座最大の面積という屋上庭園。水盤エリアと芝生エリアに分かれ、六面体のモニュメントとそれを小編成オーケストラが囲うように光の柱が置かれています。

この銀座の空中オーケストラは、日没とともに始まります。六つあるモニュメントを打楽器のようにたたくと、連動して音と光が発生。複数の来場者がたたくことで、共鳴し合い、空間全体で音楽を奏でる体験ができます。モニュメントの面によっても音が異なり、計36種類の音色と光を「演奏」できます。

また、30分に1回、30秒ほどの特別演出を実施。オーケストラが演奏前に一斉に調律をするように、音と光が会場全体を包みます。

「サカナクションの感覚」味わって

「音楽のみならずファッションやアート、テクノロジーなどさまざまな分野を取り上げ、音楽に関わる音楽以外の新しいかたち」を掲げるNF。同名のイベントはライブハウスなどで4年前から始まり、ライブ・DJだけではなくワークショップやインスタレーション、トークセッションなどを行ってきました。

山口さんによると、作品やイベントに取り組むときには、大きなコンセプトを山口さんが立て、そこからチームで案を練るようにしています。「今回も、銀座の歴史やGINZA SIXの屋上庭園のリサーチから始めて、コンセプトや具体的なアウトプット、現場での調整まで、細かくディスカッションを重ねていきました」と山口さん。

来場者が「演奏者」になれるインタラクティブな設計については、「サカナクションとしてライブをしたり、NFでDJプレイをしたりしているときの、『音で他人の気分に影響を与えるという感覚』を味わってもらいたいと思い、こういった形での作品になりました」とコメントしました。

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最終更新:9/14(土) 7:00
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