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理想の外交は「柔道型」。茂木新外相は韓国とどう“組む”。韓国メディアは「河野氏のほうが…」

9/12(木) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

内閣改造で外務大臣に茂木敏充氏(63)が就任することになった。

茂木氏は過去には小泉純一郎内閣で2002年10月から約1年間、外務副大臣を務めており、直近は経済再生担当大臣としてのアメリカとの貿易交渉を取りまとめた。以前から外務大臣を希望していたと言われ、念願のポスト就任となる。

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外交問題の一番の懸案と言えば、激化する韓国との対立。相手の懐に飛び込む「柔道型」を理想の外交スタイルとしているが、果たして韓国との関係はどうなるのか。

以前から外相希望

今回の内閣改造・自民党人事では麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官に加え、二階俊博幹事長も留任となるなど、安倍政権の骨格は維持されたが、主要閣僚の交代で注目されたのが外相だった。

茂木氏は1978年に東京大経済学部を卒業後、丸紅、読売新聞、マッキンゼーで勤務。ハーバード大学大学院への留学も経験している。1993年に日本新党から衆議院議員選挙に立候補し、日本新党解党後の1995年に自民党に入党。小渕・森内閣では通商産業政務次官、小泉内閣で外務副大臣を経て内閣府特命大臣として初入閣を果たしている。

外交を通じて日本を考えたいとして、以前から外務大臣就任を安倍晋三首相に訴えていたとされる。

しかし、「国内経済を優先したい」という安倍首相の意向があり、自民党内でも政調会長を務め政策通とされる茂木氏の手腕を買う形で経済再生相に任命されていた。

昨年の自民党総裁選では所属する竹下派が参院を中心に石破茂氏支持に傾く中で、安倍首相への支持を表明。

さらに今年は日米貿易交渉をとりまとめたことが評価され、今回念願のポストに抜擢された。

既定路線の外相交代

一方、外務大臣を務めていた河野太郎氏は、宮沢喜一内閣の官房長官として発表した「河野談話」でも知られる河野洋平元衆議院議長の長男。「慰安婦の強制性」をめぐって今もなお議論が続く父親の談話を自身のHPでやや否定的に解説している。その“業”もあり、韓国に対しては強硬な姿勢を取っていた。

※河野談話とは…正式名称は「慰安婦関係調査結果に関する河野内閣官房長官談話」。従軍慰安婦問題について日本政府の調査結果を発表する際に、宮澤喜一内閣の官房長官だった河野洋平氏が出した談話。全文は外務省のWEBページで確認できる。

河野氏の韓国に対する態度は、立憲民主党の枝野幸男代表が「上から目線」「日韓関係を改善しようと思うなならばお辞めになるしかない」と批判するなど議論を呼んだが、今回の交代は自民党関係者によると「既定路線」。

河野氏は菅官房長官と同じく神奈川県を地盤とし、麻生派に所属。菅、麻生両氏の覚えもめでたく、「ポスト安倍」の一角として外交デビューを十分に果たし、「今後も着実に経験を積ませていこうという考え」(同関係者)なのだという。

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最終更新:9/12(木) 12:36
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