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苦悩のシーズンが続くウイリアムズF1。収入減にも影響

9/12(木) 8:59配信

motorsport.com 日本版

 2018年シーズンのウイリアムズは大低迷期を迎えてしまった。2017年はコンストラクターズランキング5位だったものの、昨年は10位と最下位に転落。かつての黄金期の姿は、見る影もなかった。

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 このことが影響して、ウイリアムズが手にできる分配金額が減少。さらに多額の資金を持ち込んでいたランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンのふたりのドライバーが離れ、メインスポンサーのマルティニも失うことになった。

 ウイリアムズは今季、タイトルスポンサーとしてROKiTと契約。また、ロバート・クビサが新たなスポンサー”Orlen”を持ち込んだ。

 にも関わらず同チームの1-6月期の収入は4630万(約61億5000万円)ポンドの収益に留まった。昨年の同時期の収益が6070万ポンド(約80億7000万円)だったことを考えれば、大幅な減収であると言える。

 この結果、親会社であるウイリアムズ・グランプリ・ホールディングスの総収益額は、昨年同時期の8260万ポンド(約109億7000万円)から7780万(約103億5000万円)ポンドに減少。EBITA(金利・税金・償却前利益)の損失額は270万(約3億5800万円)ポンドから1880万ポンド(約25億円)へと増加している。

「弊社の財務成績は、当初のF1事業における厳しい半年間を反映している。しかしウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングの事業が継続的に成長していることも実証することができた」

 グループCEOを務めるマイク・オドリスコールはそう語る。

「F1の財務結果は主に、昨年のコンストラクターズランキングでの順位と、それに伴う賞金の減額を反映している」

「2018年の上半期と比較して、パートナーシップによる収入も全体的には減少している。しかし、ROKiT及びOrlenとの新しいパートナーシップも確保した」

「今シーズンも厳しい状況に置かれているが、最近では改善の兆しも見られる。そして、我々は最も長く存在し続けてきたF1チームのひとつとして、パートナーを組む可能性がある企業からの関心を引きつけ続けている」

「これは、少なくとも2023年まで続くことになったROKiTとのタイトルパートナーシップの延長により、よく実証されている」

 ウイリアムズが今季もランキング最下位となれば、来年のF1における収入に、さらなる大きなダメージを与えることになるだろう。しかしオドリスコールは将来の見通しについては強気の姿勢を保ち、2021年のレギュレーションおよび商業契約改定の重要性を主張する。

「2021年以降のF1についてのフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)やリバティメディアとの交渉は生産的である。そしてそれが確定すれば、ウイリアムズにとってはより高い経済的利益を得ること、そして新たなレギュレーションを手にすることによって、非常に重要な機会になることを示している」

 またオドリスコールは、次のように付け加えた。

「非常に動きの多い環境で、引き続き課題に直面している。しかしEBITDAへの影響の大部分は、今回の中間結果の中に取り込まれているモノと考えている。

「我々は世界レベルの施設と、協力で才能溢れる組織により、今後の環境に正しく対応できると確信している」

Adam Cooper

最終更新:9/12(木) 8:59
motorsport.com 日本版

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