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今までの電子コミックに足りなかったもの 3600冊読んでわかった紙の感覚 ビューワーと作家の未来

9/17(火) 7:00配信

withnews

マンガ好きにとって、電子書籍なしの生活は考えにくい時代になりました。一方で、マンガ好きほど、ページをめくる感覚、表示のスピードなど、紙との違いが気になるものです。スマホで3千冊以上のマンガを持ち歩く深津貴之さんもその一人でした。「note」を運営するピースオブケイクでサービス改善などを担当するCXO(Chief Experience Officer)をつとめる深津さん。「マンガを読む人ほど電子書籍が必要なのに、電子書籍側が追いついていない」という思いから、理想のマンガビューワー作りに着手し、このほど発表しました。「最近は『7SEEDS』を丸ごと読んだ」という深津さんに、今の電子書籍に足りなかったもの、そして、マンガの未来について聞きました。

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『寄生獣』『銃夢』『ファイブスターストーリーズ』の無常観

1979年生まれの深津さんは、いわゆる「コロコロコミック世代」です。

「『マンガ日本の歴史』や『まんがひみつシリーズ』など、周りにあったマンガは片っ端から読んでいましたね」

その中で、アイデンティティーに影響を与えた作品としてあげるのは『寄生獣』や『銃夢』『ファイブスターストーリーズ』などです。

「わりと世界が無常というか殺伐としていて、その中で、あきらめないで意思決定をして生きていく作品が好きでした」

その後も『HUNTER×HUNTER』や『BLAME!』『クニミツの政』など、「スーパーヒーロー不在系」を中心に読んできたそうです。

「じゃあ、自分で一番早いのを作ろう」

そんな深津さんが、これまでの電子書籍ビューワーに対して感じていたストレスは「パラパラ読む体験ができないこと」でした。

ページをめくる感覚が重く感じたり、読み込みに時間がかかったり。速さを上げるだけで、ストレスはかなり減るはずなのに、改善されていないと感じていたそうです。

「それで、じゃあ、自分で一番早いのを作ろうと思ったんです」

ちょうど、「note」でもマンガビューワーの機能をつけるタイミングだったこともあり、プロジェクトがスタートしました。

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最終更新:9/17(火) 10:25
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