ここから本文です

草なぎ主演映画「台風家族」ノーカット上映を映画関係者が注目するワケ

9/12(木) 11:02配信

東スポWeb

 元SMAPの草なぎ剛(45)が主演の映画「台風家族」が今月6日に無事公開された。この映画は2日に初公判が開かれた元俳優の新井浩文被告(本名パク・キョンベ、韓国籍=40)が出演しており、お蔵入りの危機にあったが、3週間限定での公開に踏み切った。映画関係者の間では「今後の映画界の潮流を決める試金石的な作品になる」と注目を集めているという。

 やっとのことでスタートした。映画に出演していた新井被告が、今年2月に派遣型マッサージ店の女性従業員に対する強制性交容疑で逮捕、起訴されたことで、映画そのものがお蔵入りの危機にあったのだ。

 事件発覚から公開延期が続いていただけに、草なぎは先月末に行われた初試写会イベントで「紆余曲折あって、延期があって、ようやく公開することになりました。みなさんのおかげだと思っています」と頭を下げた。続けて「普通に映画は公開されるものだと思っていたので、自分がこうなって、普通に公開できることが幸せなんだなと思いました」と安堵の表情を見せた。

 この映画は草なぎ演じる“クズ兄貴”の小鉄を中心とした家族の物語。現実世界で“クズ”な犯罪を犯し、公判中の新井被告の出演シーンは今回「再編集は行われておりません」と宣伝担当者。一切、編集されていないという。

「普通ならカットされるが、この映画では新井被告の出演シーンが多いため、カットできないという事情がある」(映画関係者)

 逆に言えば、この映画は新井被告の演技なしでは成立しないということ。それだけに「社会に与える影響や称賛、批判の声とどんな反響があるのか注目されている。今後、似たような事案が起きた時に、どのように対応すべきかのモデルケースになる」(前出映画関係者)と注目されているのだ。

 最大の注目点は映画の宣伝方法だ。

「草なぎがクズを演じているんです。通常の宣伝なら、草なぎとクズというギャップを中心にどんどんと企画を立てるが、新井被告の事件がネックになる。あの事件があまりにもクズ過ぎるし、現在進行形で公判が行われている。宣伝が逆効果になる可能性もある。宣伝しなければ客は呼べないが、宣伝すればするほど批判を浴びるかもしれない。前例のないことなので正解がない状況で進めていかなくてはいけない」(前同)

 今回のように出演者が何らかの事情で逮捕されるようなケースでは、現在の映画界の流れは「有料の芸術作品はそのまま公開しようという感じになっている。無料のテレビとは違い、映画はチケット代を払わないと見に行けない仕組み。批判は興行収入にはね返ってきますから」と同関係者。

 果たして、この「台風家族」が映画界に今後、どんな影響を与えるか。

最終更新:9/12(木) 15:24
東スポWeb

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事