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「いだてん」で懲りず?吉沢亮主演の2021年NHK大河も近代史のナゼ

9/12(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 NHKが9日、2021年の大河ドラマを発表した。タイトルは「青天を衝け」で、主演はまだ25歳の吉沢亮だ。

 吉沢といえば、現在放送中のNHK朝ドラ「なつぞら」に、主人公なつ(広瀬すず)の幼なじみ山田天陽役で出演。3日の放送で天陽が死去してからは、“天陽ロス”に陥るファンが続出する人気ぶりだ。

 そんな吉沢が「青天を衝け」で演じるのが、「日本資本主義の父」と呼ばれ、2024年上半期から一万円札の肖像になる実業家の渋沢栄一(1840~1931)。幕末から明治の激動の時代が描かれる。

 “天陽ロス”の吉沢ファンには朗報だろうが、ネット上には〈戦国時代ならまだしもストーリーが厳しそう〉〈晩年の渋沢さんまで彼がやるのかな〉なんて不安視する向きや、〈NHKには全く学習能力がない〉といった辛口コメントも。

 それもそのはずで、現在の大河「いだてん」は8月25日の放送で大河史上最低の視聴率5.0%を記録と、大コケしているからだ。

「局内からも『近代史? またコケるよ』といった声が聞こえてきます。2020年に向け、わざわざオリンピックを題材にした『いだてん』が不評なのも、大河では珍しい近代史を描き、主人公が金栗四三、田畑政治と視聴者に馴染みの薄い人物を扱ったからともっぱらです。『青天を衝け』のスタッフもそれは分かっていて、『戦国(時代)の方が当たるかも』なんて本音を漏らしていました。同じ道をたどりそうな嫌な予感がしますね」(NHK関係者)

■朝ドラファンを大河に取り込む思惑か

「いだてん」の次は人気の戦国時代、明智光秀を描いた長谷川博己(42)主演の「麒麟がくる」だ。

「大河ファンはすでに『いだてん』を見限って、次回作に期待しているようです。NHKも視聴者の気持ちを察し、例年よりも早く『麒麟がくる』のキャストを発表。大河への関心を取り戻そうと躍起になっていたはずなのに、その次が再び近代史というのは、ちょっと理解に苦しみますね」(テレビ誌ライター)

 なぜ、あえてまた近代史なのか。コラムニストの桧山珠美氏が言う。

「東京五輪向けの『いだてん』、新一万円札向けの『青天を衝け』と、国策というか、NHKに何かうまみでもあるのでは、と勘繰ってしまいます。それにしても、若い吉沢亮さんの起用に驚いた人も少なくないのでは。視聴率が好調な朝ドラファンを低調な大河に取り込み、盛り上げたいという思惑も透けて見えます。『麒麟がくる』主演の長谷川博己さんは昨年の朝ドラ『まんぷく』に出演、吉沢さんは『なつぞら』と、朝ドラで人気を確認してから大河へ、という流れができましたね。すべては将来の受信料のために、若い世代のウケを狙ってのことでしょう」

 魂胆がミエミエ?

(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

最終更新:9/13(金) 17:27
日刊ゲンダイDIGITAL

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