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言葉では伝わらない新iPhone 11とApple Watchのすごさの本質

9/12(木) 5:30配信

ITmedia PC USER

 「一体、何が!?」

 おもむろに取り出された1セント硬貨。その側面で発表直後の「iPhone 11 Pro」の裏側(かなりきめの細かいすりガラス状)に強く押し付けてガリガリとこすりつけはじめる。

【写真】3つのレンズを備えたiPhone 11 Proシリーズ

わずか0.01ドルで体感できたiPhone 11 Proの衝撃

 丈夫さを示そうとしているのだろうけれど、当然、iPhone 11 Proの背面には、コインでスクラッチをした傷がくっきりと刻まれている。しかし、もっと驚いたのはその後だ。

 「傷跡を指でこすってごらん」

 その通りにすると、コインでこすった傷が消え、元通りのiPhone 11 Proの背面が浮かび上がった。傷に見えたのは、iPhone 11 Proの背面の起伏で削られた1セント硬貨で、iPhoneそのものは無傷だったのだ。こうした行為を促すつもりはないからと、その様子の撮影こそできなかったが、正直驚かずにはいられなかった。

 そして、ここに今回のApple新製品発表会の本質が詰まっていると感じた。

 発表会で、このすごさを紹介した言葉は「スマートフォン用で最も頑丈なガラス」の一言だけだ。

 確かにその通りなのだろうが、この言葉だけではそのすごさのレベル、質までは全然伝わってこない。

 ちなみにこの背面、「本当にガラスなの?」と何度も聞き返してしまうほど金属っぽい質感だ。カメラレンズ周辺の起伏した部分は別のパーツに見えるが、実は1枚のガラスでできているという。ただ、これまでに見たことも触ったこともない質感から、Appleがまさに世界でもトップクラスの前人未到の製造技術を開拓していることが伺える。

 ちなみに、ガラスはこれまで通りAppleにガラス素材を提供するパートナーであるコーニング製で共同開発したものだが、同じガラスが他社のスマートフォンで使える日が来るかは不明だという。

 今回、発表会中に筆者はその模様をツイッターで実況中継していたが「これまでのiPhoneと変わらない」とか「Androidと変わらない」とかいった反応をいくつかもらった。

 確かにこれまでのiPhoneの発表会でも「業界で最も頑丈なガラス」などの言葉は、度々使われてきた。だが、大事なのは、特徴そのものではなくて、その度合いや質の方なのだ(正直、壇上ではこのコインでスクラッチをするデモをやってもらいたかった)。

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最終更新:9/12(木) 5:30
ITmedia PC USER

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