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Visaタッチ1000万枚突破で本命が始動? 「タッチ決済が究極のソリューション」とVisa

9/12(木) 16:25配信

ITmedia ビジネスオンライン

 各種スマートフォン決済がキャンペーン合戦を繰り広げる中、キャッシュレス決済の大本命が動き始めた。Visaカードが進めるコンタクトレス決済手段の「Visaタッチ」だ。ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下ビザ)は9月12日に、Visaタッチ対応クレジットカードが1000万枚を突破したことを発表した。併せて、Visaデビットの発行枚数も1000万枚を突破した。

欧州やシンガポール、オーストラリアなどでは対面取引の50%がタッチ決済になっている

 「QR決済よりいかに優れているか見てほしい。タッチ決済が究極のソリューション」だと、ビザのスティーブン・カービン社長は意気込む。

 Visaタッチは、国際ブランド各社が推し進めるコンタクトレス決済手段の一つだ。店舗に設置された対応端末にカードをかざすだけで、クレジットカード決済が行える。チャージの必要がなく、Suicaのような電子マネーと同じ使い勝手を実現する。上限金額は1万円だが、暗証番号入力やサインの必要もないため、日常利用の決済方式として使われる想定だ。

 Visaブランドのクレジットカードは、国内で約1億5000万枚が発行されており、現状タッチ対応比率は7%程度。しかし、クレジットカード発行会社各社は新規発行カードだけでなく、更新の際にVisaタッチ対応カードへの切り替えを進めており、急速な普及が見込まれる。

 「Visaタッチ対応カードは過去6カ月で200%の伸び。対応端末数も400%の成長だ。これはさらに加速していく。加盟店としては、ローソン、マクドナルド、ゼンショーも着手、ジャパンタクシー、イオンもタッチ決済の対応を始めた」(Visaのカービン社長)

タッチ決済がキャッシュレスの主流になるか

 発行会社大手の三井住友カードは、Visaタッチ対応クレジットカードの現状について、「現在300万枚搭載済み。更新時にはタッチ決済対応カードを送っている。20年7月までに1000万枚を発行したい」(マーケティング本部長の神野雅夫氏)と普及の加速を宣言した。

 国内で2800万枚のクレジットカードを発行するイオンフィナンシャルサービスでも、「タッチ決済可能なカードの発行枚数は300万枚を突破している。20年3月には、これが500万枚に、21年には累計1000万枚になる予定」(鈴木正規会長)と意欲的だ。

 決済方式の普及には、カードだけでなく利用できる店舗の拡大が両輪として必要だ。国内小売最大手のイオンでは、「国内で約10万台のレジがある。来年3月末までに、この全てのレジでタッチ決済が使えるよう準備を進めている」(鈴木氏)と話す。

 スマートフォン決済の比率も増加してきているが、キャッシュレス決済の約90%はクレジットカードが占める。「(キャッシュレス決済額は)68兆円と圧倒的にクレジットカードが多い。クレジットが非日常から日常に変わってきている。さらに便利にタッチで支払う、これが我々が目指すキャッシュレスの姿だ」と、三井住友カードの神野氏は意気込む。

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最終更新:9/12(木) 16:25
ITmedia ビジネスオンライン

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