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【箱根からMGCへ】服部勇馬、駆ける思いは箱根路と同じ「緊張感は似ている」

9/13(金) 10:02配信

スポーツ報知

 鉄紺のタスキをかけて箱根路を沸かせた服部勇馬(25)=トヨタ自動車=が、2度目の五輪切符挑戦に臨む。

 「マラソンで五輪に出場したいというのは、大学時代からあった」。東洋大4年時、リオ五輪の選考レースとなった16年東京マラソンに出場。35キロ過ぎに日本人トップに立ったが、後半に失速して12位に終わった。「今は45キロ走もこなし、足作りはできている。大崩れしないのは強みだと思うので、MGCは確実に2位以内に」と雪辱に燃えている。

 東洋大勢は前日本記録保持者の設楽悠太(27)=ホンダ=をはじめ、出身大学別で最多の5人がMGCに出場する。しかも全員が箱根駅伝の優勝経験者だ。「箱根は絶対に外せないレースだった。MGCも同じような心境。競技は違うが、緊張感は似ている」。勝利を宿命づけられたチームに尽くした4年間の経験が、大一番に生きる。

 弟・弾馬(24)=トーエネック=はトラック種目で日本代表を狙う。東洋大4年時の箱根駅伝は2、3区を兄弟で担い「最後のタスキリレーは世界へのステップにしたい」と互いに高め合ってきた。「今回は別の土俵だけど、弟も五輪を目指す中で自分もいい走りをしたい。刺激し合いながら走りたい」と夢を語る。

 試走は「数えられないほど行った」という慎重さも強さの一端。「終盤もそこまで上り坂には感じなかった。その手前くらいでレースは動く」とイメージは万全だ。18年福岡国際で日本人14年ぶりの優勝を果たし「4強」の一角に数えられる。「ライバルは手強いが、それに見合う強さは身につけたつもり。あとは自分を信じること」。最高の準備で迎える42・195キロで、勝利への1秒をけずり出す。(太田 涼)

 ◆服部 勇馬(はっとり・ゆうま)1993年11月13日、新潟・中里村(現・十日町市)生まれ。25歳。中里中1年から陸上を始め、宮城・仙台育英高では全国高校総体5000メートル5位。2012年に東洋大経済学部へ進学。箱根駅伝は4年連続出場。18年福岡国際マラソンで2時間7分27秒をマークして日本人14年ぶりの優勝。4人きょうだいの長男で、次男・弾馬は18年日本選手権5000メートル王者。176センチ、63キロ。

最終更新:9/14(土) 7:27
スポーツ報知

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