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アカマツ再生へ 市民らが植樹 山形・千歳山

9/12(木) 19:21配信

産経新聞

 マツ枯れの続く山形市平清水の千歳山(標高471メートル)を再生しようと12日、地元住民がアカマツの苗木を植樹した。

 千歳山は、市立小中学校校歌の歌詞にも登場するなど、美しいアカマツがあることで知られているが、昭和57年にマツ枯れが確認されて以後、山形森林管理署がマツ枯れの被害木を伐採し燻蒸する防除対策を実施してきた。

 標高約300メートルの千歳山中腹の急斜面で行われたこの日の植樹には山形市民ら13人が参加。山形森林管理署の職員らから土を掘って苗木を植える方法を教わり、アカマツの苗木100本を植樹した。千歳山北側の松波4・5丁目町内会会長の鈴木俊一さん(70)は「週に2回は千歳山に登るが、(裏側は)ほとんどが枯れてみえる。植えた苗木は全部育ってほしい」と願った。

 植樹し終えた山形市落合町の佐藤美枝子さん(71)は「この山は、山形市民の憩いの山。植樹して立派に育ってくれればいいなと思っています」と話していた。

 マツ枯れが発生する原因は、マツノマダラカミキリがマツの枝を食べた際、カミキリの体内にいる「マツノザイセンチュウ」がマツに侵入して増殖し衰弱することによる。マツ枯れは九州地方から始まり北海道を除き全国に広がっている。 今年の植樹では、北庄内森林組合(酒田市)が育苗した、マツノザイセンチュウに抵抗性のある県産苗木を初めて選び、100本を植樹した。山形市桜田西の鏡浩逸さん(66)は「今春、20年ぶりに千歳山に登りマツが減ったと感じた。枯れたマツは伐倒しているのだが、きょうの植樹で以前の千歳山に戻ればよいのだが」と話していた。

 山形森林管理署では6年前から市民による植樹を開始し、今年で植樹したアカマツは計約600本になるという。

最終更新:9/12(木) 19:21
産経新聞

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