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海外では過激な行動も…”ビーガンは不自由な生き方”?実践する人々の悩みとは

9/12(木) 7:10配信

AbemaTIMES

 好きな時に食べたいものを食べられる現代において、肉や野菜を食べない「完全菜食主義」を貫く人たちがいる。野菜を中心とした食事を送る、いわゆる「ベジタリアン」とは異なり、動物からむやみに搾取しない生き方として、卵や乳製品も口に入れず、人によっては服やカバンなど動物製品は使わないという「ビーガン」だ。

【映像】郷田氏・垣本氏を交えた議論の様子

 そんなビーガンをめぐって、海外では騒動も起きている。オーストラリアでは両親が1歳の娘にビーガンを徹底した結果、重度の栄養不良に陥り処罰(社会的奉仕)を受けた事件、フランスでは一部の過激なビーガンによる精肉店への襲撃事件が昨年だけで50件以上も発生。イギリスではステーキハウスで食事をする人に暴言を吐いたり、日本の“肉フェス“でも動物の写真と共に「ビーガンになろう」と抗議する人も現れた。

 9日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、ビーガンの実践者に話を聞いた。

 ビーガンとベジタリアンの違いについて簡単に整理しておくと、ベジタリアンは植物性食品と乳・乳製品を食べる「ラクト・ベジタリアン」と、植物性食品と乳・乳製品・卵を食べる「ラクト・オボ・ベジタリアン」に分かれ、ビーガンは乳製品や卵などを含む動物性食品を一切摂らず、植物性食品のみを食し、蜂蜜も食べない「ダイエタリービーガン」(主に健康や環境のために完全菜食)と、食事だけでなく、衣食住において動物製品の商品化を否定、毛皮・ダウン・シルクなどの製品の一切を拒む「エシカルビーガン」(主に動物福祉・愛護の観点から完全菜食)に分けられるという。

 日本ベジタリアン協会代表理事を務める垣本充氏は「明確に統計はない。ただ、エシカルビーガンには動物愛護の人たちが多く、ダイエタリービーガンは健康志向の人たちが多いという分け方はできると思う。ポール・マッカトニーが“週一ベジ“として、月曜日に菜食をしようという運動を展開している。彼が提唱したので、全世界に一気に広まった」と説明する。

 食物繊維の研究をしていた30代の頃、アメリカの学会誌を読んでいると頻繁にベジタリアンの研究が出てくることに気づき、興味を持ったという垣本氏。その後、渡米した際に研究者と交流、そこから畜肉、次いで魚を食べるのを徐々にやめていき、「ベジタリアンの深みにはまった」という。「体調は良くなり、体重は減った。それまで腸が弱かったが、菜食に変えたら便が臭くなくなった。ベジタリアンというと野菜を食べると思われるが、全然違う。穀類が中心だ。穀類に豆やイモ、野菜も食べるというのがビーガンだ」。

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最終更新:9/12(木) 7:10
AbemaTIMES

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