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災害情報を“国内最速レベル”で通知! 話題の「特務機関NERV」防災アプリは何がスゴいのか

9/12(木) 6:32配信

FNN.jpプライムオンライン

“エヴァ”をモチーフとした防災アプリが登場

9日午前に首都圏を直撃した台風15号。都内では死者が出たほか、千葉・君津市では強風による鉄塔倒壊で広範囲な停電が起きるなど、大きな被害をもたらした。

【画像】配信される災害・防災情報のイメージ

そのような中、「防災の日」の9月1日にリリースされた、スマホ向けの無料防災アプリが話題を呼んでいる。

その名も「特務機関NERV 防災アプリ」。
ロゴや名称は、一斉を風靡した人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する組織「特務機関NERV(ネルフ)」がモチーフで、原作ファンなら思わず二度見してしまうようなデザインだろう。

しかし、このアプリの魅力はなにもデザインだけではない。気象庁の情報データと連携することで、天気・台風・雨雲の予報、地震・津波・噴火の速報、Jアラート(全国瞬時警報システム)などと、災害・防災に関する情報を“国内最速レベル”で通知することができるというのだ。

さらに、現在地や登録した地域に関わる、過去72時間の情報を時系列で確認できたり、緊急地震速報や津波警報などをプッシュ通知で知らせてもらうことも可能。このほか、視覚障害や読字障害の人にも伝わりやすいよう、音声での読み上げ機能も搭載するアプリとなっている。

アプリ開発を主導したのは、セキュリティー企業「ゲヒルン株式会社」の石森大貴代表取締役。エヴァンゲリオンの熱狂的ファンで、社名も作品に由来するほどだ。Twitterアカウント「特務機関NERV(@UN_NERV)」の管理者として、2010年から、災害・防災情報を発信し続けてきた人物でもあり、総ツイートは約24万件、フォロワーは約77万人(2019年9月現在)にのぼる。

そのような人物が今なぜ、アプリでの防災を呼びかけようと考えたのだろうか。話を伺うと、東日本大震災との関連性や“国内最速レベル”の秘密を教えてくれた。

東日本大震災をきっかけに災害・防災情報の発信を本格化

――そもそも「特務機関NERV」として、Twitterで防災情報をするようになった理由は?

アカウント自体は2010年からありますが、大きなきっかけは2011年の東日本大震災です。私は宮城・石巻市出身で、震災では実家が被害を受けました。ですが当時、Twitterには防災情報を投稿するアカウントがほぼありませんでした。この状況を見たとき、防災情報の発信場所がネットにも広がれば、人々の助けになるのではないかと考えるようになりました。

震災直後は電力が逼迫していたので、節電の呼びかけを「ヤシマ作戦」(エヴァンゲリオンに登場する作戦名)として広め、緊急地震速報なども投稿するようになりました。今のような形式で運営するようになるとは、夢にも思わなかったです。


――Twitterではなく、防災アプリをリリースしたのはなぜ?

ユーザーが今すぐに知りたい情報を届けられると考えたためです。Twitterだと一つの投稿で140文字しか入力できませんが、アプリなら地図や音声など、これまでの枠を超えた表現で情報を伝えられます。

「プッシュ通知」があるところもポイントです。Twitterのアプリにもある機能ですが、リツイートなどで本当に必要な情報は埋もれてしまうことがありました。アプリなら、現在地や指定地域の情報をまとめて通知できるので、より伝わりやすいとも思いました。

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最終更新:9/12(木) 14:08
FNN.jpプライムオンライン

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