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【師匠と僕】 “関係は不変” プロレスラー棚橋弘至が語った師匠のこと・後編

9/12(木) 11:01配信

CBCテレビ

世の中で活躍する著名人たちにインタビューし、多大な影響を受けた師匠とのエピソードを紹介していく。
今回は、“100年に一人の逸材”のキャッチフレーズでも知られる人気プロレスラー棚橋弘至さん・42歳。
1999年、大学卒業後、22歳で新日本プロレスに入門し、その年にデビュー。
それ以後、国内外の試合に出場し、数多くのタイトルを獲得。押しも押されもせぬ人気プロレスラーになる。今年は、スポーツ専門誌の“プロレス総選挙”(読者が決める現役最高のプロレスラー)でも、4年ぶりに返り咲いて見事1位に輝いた。
10月にデビュー20周年を迎える前に、「プロレスラー棚橋弘至の師匠」について聞いてみた。【後編】

勝負する前から涙! 師匠との忘れられない対決

中学・高校時代は、野球少年だった棚橋さん。その頃、テレビで観ていたプロレスに夢中になり、のちに出会うプロレスラー武藤敬司さんに憧れを持つ。
そして、大学卒業後、新日本プロレスに入門。武藤さんの付き人となって共に時間を過ごすが、それから3年足らずで武藤さんは他団体へ移籍。
とはいえ短い期間の中で、“師匠”と慕える関係性を築いてきた。
武藤さんが移籍をする際には「お前も来い!」と誘われる。でも、当時まだ若手だった棚橋さんは「新日本プロレスが好きで入って、まだ新日本で何も残していない」と思い、師匠の誘いを断るのである。
そして、それぞれ違う団体の所属となり、その後、武藤さんと対戦は数えるほどしかないが、これまで20年のプロレス人生を振り返っても印象的な試合というのが、
2009年1月の「IWGPヘビー級王座」をかけた東京ドームでの試合だ。

第49代チャンピオンの武藤さんからベルトを奪うべく戦いで、棚橋さんは挑戦者。
デビューして10年、武藤さんと出会って10年という節目でもある年に、この日の東京ドームのメインイベントとなる試合で師匠と対決。
棚橋さんは花道を入場する際に、感極まって泣いてしまったという。
「僕は試合ではあまり緊張しない方なんですけど、あの試合だけは極度の緊張状態になって、色々な思い入れもあったし、新日本からの挑戦者は負け続けて僕しかいない状態になったし…。緊張し過ぎて、東京ドームの花道を入場しながら、泣いてるんですよ。
付き人をしていたスターと東京ドームのメインで試合というシチュエーションが自分でも謎すぎて、感極まりすぎて…」。
試合前の入場で泣いたのは、後にも先にも、師匠・武藤さんとのこの試合だけだ。
極度の緊張で始まった試合は、その後、武藤さんの思わぬミスもあり、棚橋さんの緊張は一気に解れて、勝利! 60分1本勝負は、30分22秒で決着がついたのである。

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最終更新:9/13(金) 15:49
CBCテレビ

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