ここから本文です

年に1度の地蔵祭で「開けたら空っぽ」… 子供を守る“地蔵菩薩”が盗難 鎌倉時代作か

9/12(木) 22:50配信

東海テレビ

盗まれた地蔵菩薩 鎌倉時代に作られたものとみられる 画像提供:豊橋市文化財センター

 1年ぶりに地蔵堂を開けたら地蔵菩薩が消えていた…。8月、愛知県豊橋市の寺で鎌倉時代の作とされる仏像の盗難事件が発覚。いったい誰が、何のために?

【画像で見る】町に戻してください…「唯一の仏さん」町の人も落胆…地蔵菩薩盗難

 愛知県豊橋市の北東部にある嵩山町。人口およそ1400人の長閑な町です。

 この町にあるお寺「十輪寺」。ここで仏像の窃盗事件が起きました。

(リポート)
「あちらの建物で保管されていた菩薩がなくなっていました」

 8月23日午後8時ごろ、寺の本堂の隣にある地蔵堂に祀られていた地蔵菩薩がなくなっているのを地元の住民が見つけました。寺の住職に現場を案内してもらうと…。

久納住職:
「8月23日にお参りしようとして開けたら中が空っぽだったということで。『あれっ!?』って思ったんですよね」

 なくなった仏像は高さ77センチのヒノキ製。700年以上前の鎌倉時代に作られたとみられています。

久納住職:
「年に1回、お地蔵さんの顔を皆さんに拝んでいただいてお参りするという形でやっているものですから。地域の人にとってみればかけがえのないものですので」

 なくなっていることに気付いたのは、毎年8月23日に開かれる年に一度の「地蔵祭」の時でした。

 例年は地元の住民が持ち寄ったお菓子などをお供えし、無病息災や子どもの健やかな成長を祈願します。

女性:
「毎年その日に行くのが恒例というか、子どもと一緒に行くのが当たり前だと思ってるので。残念だよね…」

別の女性:
「子どもを守ってくれるというお地蔵様で。自分が子どもの時には親に連れられてお地蔵様にお参りに行き、自分が大人になって子どもうまれたら、子どもを連れてまたお参りに、今は自分の孫を連れてお参りに行くような」

 親から子へ、子から孫へ…。代々、受け継がれているこの町の風習です。

 仏像が最後に確認されたのは去年8月の地蔵際の時。いつなくなったのでしょうか。

久納住職:
「(今年)4月の半ばくらいに来たときに、誰かいたずらして鍵に何か詰めたか何かしたりして、壊したかなと思って新しいものに替えた」

 寺は普段から無人。地蔵堂の入口には鍵がかけられていますが、今年4月に、鍵が壊される被害があったといいます。この時、何者かに盗まれたのでしょうか…。

1/2ページ

最終更新:9/12(木) 22:50
東海テレビ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事