ここから本文です

「梅の実ひじき」製造休止 原材料納入会社が「国産」と偽装 「裏切られた」

9/12(木) 20:04配信

西日本新聞

 北九州市小倉南区の食品加工会社が中国産梅を大分県産と偽るなど、産地を偽装して全国の小売店やメーカーに納入していた問題で、人気ふりかけ商品「梅の実ひじき」を手掛ける「十二堂えとや」(福岡県太宰府市)は12日、ホームページで同商品の製造を一時休止すると発表した。原材料の梅を長年仕入れてきた食品加工会社の不正に対し、「私どもの思いが裏切られた。食品衛生上の問題は一切ない」とコメントした。

【写真】食品加工会社が梅を使ったふりかけのメーカーへ10日に提出した文書

 偽装をした食品加工会社は「旬菜工房」。少なくとも5年以上にわたり、中国産の梅を「大分県産」や「国産」と偽って販売していたことが、西日本新聞「あなたの特命取材班」への内部告発で発覚。旬菜工房の専務が11日、取材に対し「国産(の収穫量)が少ないため、一部を中国産と混ぜたり、中国産を国産としてメーカーに出したりした」と認めた。

 これを受け、十二堂は「中国産の梅が当社の商品にも混入していたのか、その程度については調査中」とコメント。偽装された出荷量などの情報開示を、旬菜工房側に求めている。損害賠償請求などの法的措置を取るかは未定という。

 梅の実ひじきは、福岡の土産として人気の商品。十二堂によると、商品には原材料の産地は明示していないが、問い合わせ窓口などで「梅は国産」などと説明していた。梅の実ひじきに使う梅は全て旬菜工房から仕入れていたという。(押川知美、竹次稔、坂本信博)

西日本新聞社

最終更新:9/13(金) 1:01
西日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事