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金委員長、「超大型放射砲」の追加発射を予告…「今後、連発射撃実験を進行」

9/12(木) 8:31配信

ハンギョレ新聞

金正恩委員長、10日に「超大型放射砲」射撃実験を指導 「労働新聞」の関連報道文に対米・対南非難はなく 北朝鮮、当初3発撃ったが、一発は不発のもよう 1発は標的の東海上のアルソムを打撃、もう1発は海岸の内陸に落下 パク・ジョンチョン人民軍総参謀長、金与正党第1副部長が随行 

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が10日、「超大型放射砲の射撃実験」を現地指導し、「今後、連発射撃実験だけ行えば良いだろう」と評価したと、「労働新聞」が11日付の1面トップ記事で報道した。金委員長が「超大型放射砲」の追加発射を予告したわけだ。

 金委員長は「我々式の戦術誘導兵器の生産を最大限に引き上げ、国防科学分野の目標を占領していく上で直面する課題と方途について明らかにした」とし、「労働新聞」がこのように報じた。

 これに先立ち、合同参謀本部は10日「午前6時53分と7時12分頃、北朝鮮が平安南道价川(ケチョン)一帯から東方向に発射した不明の短距離飛翔体2発を(レーダーが)捉えた」とし、「飛翔体の最大飛行距離は約330キロメートル」だと発表した。1発は、北朝鮮が当初発射の標的にした東海アルソムに落ちており、もう1発は東海海岸の内陸に落ちて、当初の計画通りにはいかなかったと軍当局は判断しているという。

 ところが、「労働新聞」に掲載された写真によると、移動式発射車両(TEL)の4本の発射管のうち3本の蓋が開いている。北朝鮮が当初3発を射撃したものと推定されるのもそのためだ。軍当局も北朝鮮側が3発を発射したが、1発は不発だったものと推定しているという。

 「労働新聞」は「超大型放射砲の射撃実験が成功的に行われた」(8月25日付1面)とした以前の報道文とは異なり、同日は「成功」という言葉の代わりに、「射撃実験の目的に完全一致」や「二度にわたって射撃実験」という表現を使った。“不発”を公に認めない態度の延長線上にあるものと見られる。このような事情から、北朝鮮が追加発射を試みる可能性が高いと軍当局は見ているという。

 金委員長の今回の指導にはパク・ジョンチョン新任人民軍総参謀長と金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が随行した。「労働新聞」の報道文には対米・対南非難はもちろん、一切の対外政策関連の言及がなかった。ただし、「労働新聞」は同日付6面の「情勢論解説」で、8月26日から今月23日まで開催する予定の米日合同演習を「平和と安定を脅かす火遊び騒動」だとしたうえで、「米国が朝鮮半島の平和と安定を望むなら、朝米共同声明の精神に合致するよう、相手を刺激して敵対視する軍事行動を中止すべきだ」と要求した。

イ・ジェフン、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/12(木) 8:31
ハンギョレ新聞

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