ここから本文です

露大統領府の元職員、実は米国スパイ…CNN

9/12(木) 19:21配信

読売新聞オンライン

 【モスクワ=工藤武人】ロシア大統領府の元職員が米国のスパイとして2017年まで活動していたと米メディアが報道し、プーチン露政権が釈明に追われている。報道が事実ならば、旧ソ連時代、国家保安委員会(KGB)のスパイだったプーチン露大統領の足元で米国によるスパイ活動を許していたことになる。

 米CNNによると、元職員は「10年以上にわたり」、スパイとしてロシアの内部情報などを米情報機関に伝えていた。16年の米大統領選へのロシアの介入が取りざたされる中、スパイ活動がロシア側に露見する危険が高まり、米情報機関が17年に元職員を亡命させた。

 露有力紙コメルサントによると、元職員はオレク・スモレンコフ氏とみられ、17年6月に妻と子ども3人とともに、休暇先のモンテネグロで失踪した。その後、米バージニア州に自宅を構え生活しているという。

 1969年生まれのスモレンコフ氏は、2000年代半ばに在米ロシア大使館で2等書記官として勤務した。当時の大使はウシャコフ大統領補佐官(外交担当)で、17年の失踪直前はロシア大統領府の対外政策局に所属し、ウシャコフ氏に助言をする立場だった。妻も露政府職員だった。

 ペスコフ露大統領報道官は11日、スモレンコフ氏は、米メディアが報じているような「高官ではなかった」と説明した。機密情報に触れる立場にあったかどうかについては確認を避けた。

最終更新:9/13(金) 11:33
読売新聞オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事