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警察官を装う詐欺「アポ電」急増中 広島

9/12(木) 19:15配信

RCC中国放送

中国放送

 警察官を装って、女性からキャッシュカードを盗んだなどとして逮捕された男が12日、送検されました。住宅を訪れた詐欺グループが、言葉巧みにカードや現金をだまし取る「アポ電詐欺」…。ここ数日、広島県内で集中的に電話がかかってきているようです。

 窃盗の疑いで送検された湯川正史容疑者。警察によりますと、湯川容疑者は、おとといの午前、広島市東区に住む61歳の女性から、キャッシュカードなどを盗み取った疑いがもたれています。

 その手口は、被害者の家に電話をかけるところからはじまります。

 「あなたの取引銀行が詐欺グループに口座情報を流しています。」

 「今から警察が封筒を持って訪問します。」

 そのおよそ1時間後・・・。白のワイシャツに黒いズボンで警察官になりすました湯川容疑者が、女性の家を訪れました。

 湯川容疑者は女性があらかじめ準備していたキャッシュカードが入った封筒と、別の封筒を言葉巧みにすり替えて、だまし取ったとされています。

 その後、湯川容疑者はJR広島駅近くのコンビニのATMで、女性の口座から現金50万円を引き出した疑いも持たれています。

 一方、一連の出来事を不審に思った被害者の女性は、すぐに警察署に相談します。

 そして、およそ4時間後、広島駅付近を歩いていた湯川容疑者を発見し、身柄を確保したということです。

 この「警察官を装う詐欺」。広島県内で急増していて県警は強い警戒感を示しています。

「区役所の職員や銀行員を装うのが多かったと思いますが、ここ最近になって、警察官語りが多くなっている。(ことし)3月ぐらいから実害が出てきている。」(広島県警 藤田康幸減らそう犯罪情報官)

「警察官を装った電話」は、10日から県内で急増していて、警察が把握しているだけでも、75件に上っています。

 特殊詐欺グループが、実際に被害者の家を訪問する人物を、県内に、集中的に送り込んでいる可能性があるといいます。

 「キャッシュカードの手交型は(手渡し型の詐欺)は自宅に取りに行きます。アポ電から短時間で、取りに行ける距離感を十分に計算した犯行だと思います。」(広島県警 藤田康幸減らそう犯罪情報官)

 今回の「アポ電詐欺」の特徴は「警察官」をかたって、強い不安をあおる点だといいます。

 「警察から急に電話がかかってきたっていうと、自分の名前がそういったところに上がっているとなると、すごい不安に思いますよね。警察官は警察手帳を必ず持ち歩いて捜査をしますので、必ず人定確認、本当に警察官かどうか確認する必要があります。」(広島県警 藤田康幸減らそう犯罪情報官)

 県警はキャッシュカードや現金を要求するような電話があれば、自分一人で悩まず、周りの人や近くの警察署に相談してほしいと呼び掛けています。

RCC BROADCASTING CO.,LTD.

最終更新:9/12(木) 19:56
RCC中国放送

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