ここから本文です

クルーズ船で訓練

9/12(木) 15:10配信

北國新聞社

 金沢港戸水埠頭(ふとう)で12日、停泊したクルーズ船を舞台に、不審者の放火による船内火災を想定した大規模合同訓練が初めて行われた。金沢海上保安部や金沢市消防局、石川県警など10機関約230人が連携を確認し、寄港回数が年々増加するクルーズ船の非常事態に備えた。

 金沢海保によると、実際にクルーズ船を使った訓練は北陸三県では初めてとなった。

 日本クルーズ客船(大阪市)の「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)の9階にあるランドリーで不審者が放火し、多数の傷病者が出たとの想定で行われた。来春に金沢港クルーズターミナルが完成するのを前に、関係機関の連携強化を目的に開催された。

 訓練では、乗客が8階のメインホールに集まった後、船外に避難した。港に設けられた応急救護所で、治療の優先度を判定するトリアージを受けた。

 逃げ遅れた乗客もいたとの想定で、市消防局の大型高所放水車や金沢海保の巡視艇が救助に向かい、甲板に取り残された1人を第9管区海上保安本部新潟航空基地のヘリコプター「らいちょう」が助け出した。その後、消防車両と金沢海保の巡視艇が船体に放水した。

 訓練後、金沢市医師会の羽柴厚会長があいさつ、市消防局金石消防署の西村英樹署長、第9管区海上保安本部の松本孝典警備救難部長が講評した。

 今年は金沢港に、クルーズ船の寄港が53回予定されている。

北國新聞社

最終更新:9/12(木) 15:10
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事