ここから本文です

“死の組”の戦いへ課題を露呈…それでも、ドルトムントにグループ突破への勝機あり!

9/12(木) 20:31配信

SOCCER KING

 現キャプテンのマルコ・ロイスが加入した2012-13シーズン以降、ドルトムントはチャンピオンズリーグ(CL)に6度出場している。そのうち、グループステージを突破できなかったのは一度だけ。トッテナムとレアル・マドリードにそれぞれ連敗し、格下と目されたアポエルにさえ勝利できなかった2017-18シーズンだ。十字靭帯断裂で離脱中だったロイスの不在による攻撃力の低下やディフェンスの強度不足が敗因となった。

 その頃に比べ、陣容の充実度は高まっている。昨シーズンのブンデスリーガ2位躍進に貢献したロイスやジェイドン・サンチョら主軸をほとんど手元に残したうえで、総額1億ユーロ超えの大型補強を敢行。マッツ・フンメルスにトルガン・アザール、ユリアン・ブラント、ニコ・シュルツと複数の即戦力を手に入れた。昨シーズンの結果と補強に手応えを得たクラブの関係者たちは、今季の最大目標をブンデスリーガ制覇に設定している。

期待を集めるも開幕早々に露呈した不安要素

 大方の見方も「バイエルンの8連覇を阻止し得る唯一のチーム」で一致。そうした下馬評とは裏腹に、早くも不安を露呈している。ブンデスリーガ第2節のケルン戦で辛勝(70分まで1点のリードを許し、逆転したのは86分。3点目はアディショナルタイムに捨て身の攻撃に出た相手から奪ったもの)、続くウニオン・ベルリン戦で金星を献上(1-3)と、昇格クラブを相手に大苦戦したのは偶然ではない。

 改善点を挙げるなら、まずはセットプレーの守備だ。第2~3節に喫した4失点のうち、3つがCKから奪われた。個々の競り合いで敗れたのならともかく、完全にフリーとなった相手にやられている。ゾーンで守る姿勢を貫くのか、マンマークに切り替えるのか。リュシアン・ファーヴル監督の修正力が問われる。

 流れの中における守備も盤石ではなく、ケルン戦ではパワフルな相手2トップの対応に手を焼き、ウニオン戦では高めに設定した最終ラインの裏を突かれる場面があった。ウニオン戦の2失点目は、昨季終盤に散見された集中力の欠如から生まれている(CBのマヌエル・アカンジがフリーでトラップミス。そこからショートカウンターを浴びた)。ロイスはウニオン・ベルリン戦後、そのメンタル面に関して警鐘を鳴らした。

「自分たちのクオリティーに頼るだけではいけない。誰もがそう理解しないと。試合に勝つには決意と情熱が必要だ」

 いずれもアウェイゲームだったとはいえ、明らかな格下に苦しんだドルトムントにとって、CLで対戦するスラヴィア・プラハさえも侮れない相手だ。国内リーグ8試合で2失点、CLプレーオフの2試合で無失点と堅守が光るチェコ王者は、ケルンやウニオン・ベルリンの戦い方を参考にするに違いない。ボール保持にはこだわらずに守備を固めて、カウンターやセットプレーに攻略の糸口を見出そうとするはずだ。

1/2ページ

最終更新:9/13(金) 15:47
SOCCER KING

こんな記事も読まれています

スポーツナビ サッカー情報

海外サッカー 日本人選手出場試合

あなたにおすすめの記事