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はしご酒のメッカとして大ブーム…大阪・天満エリアいつから注目?礎となったキーマンたちの20年

9/12(木) 11:05配信

まいどなニュース

 20年前に萌芽し、10年前にはつぼみをつけ、今やはしご酒のメッカとして話題の大阪・天満。その唯一無二のスタイルで、エリアの活性化や店舗業態のブームの礎となったキーマンたち、12店の歴史を振り返る。ここに登場する店は、オープン当時から天満で大人気。その画期的な業態が、ほかのエリアにも波及するなど影響をあたえ、いまも現役で活躍中の名店ばかりだ。「レペゼン天満」を年代記で紹介する。

【写真】斬新すぎる…いけすからエビをつかみ取り!?

【1995年開店・肴や】スペイン料理のタパスで、イチ早く立ち呑み提案

 最初に店を開いた天六から、店舗拡大にともない2000年に現在の天満駅前に移転した「肴や」。「こちらが来てから、天満がにぎやかになったよね」とは、出入りの酒屋さんの言葉だ。平日16時からの営業で、アリオリポテトやイカ玉スペイン風などの名物タパスを白ワインで楽しめる。今でこそ日常だが、20年前は新鮮な光景だった。

【1999年開店・上海食亭】路地に簡易テーブル、現地そのまま点心屋台

 商業施設「ぷららてんま」の北側、ビニールシートをまとう店が並ぶ通りにひと足早く明かりを灯した同店。「好きだった上海の路地を彷彿させる暗い場所。ここしかない」と周辺店舗の軒先に席を置いた。「イメージや店への思いを説明し、近隣店舗に協力していただけたからこそ今があります」と店主は回顧する。現在はイートインスペースができたが、メニューは不変。

【2000年開店・Bar Source天満店】バーでお好み焼きが、一世を風靡

 ちょっと濃いめのハイボールやフレッシュなカクテルで、ふわふわのお好み焼きを食べる。そんな至福を味わえる同店。オープン時は「バーでお好み焼き」が斬新で、一世を風靡した。店前の鉄板で焼き上げ、店内のカウンターでイートイン。駅前ゆえ、持ち帰り客も多い。

【2005年開店・黒龍天神樓】デートに行ける、中華バルの先駆店

 青島ビールや紹興酒のほか、ワインもそろえる中華バルには、テレビ付きの立ち呑みコーナー、洒脱なバーカウンター、こぢんまりしたテーブル席があり、同伴者によって飲みの場が選べる。天満駅南側のちょっぴり大人な空気感を決定づけることに。

【2005年開店・神戸マッスルホルモン天満本店】希少部位を気軽に、牛ホルモンの串焼き

 「天満にはちょい飲み文化があったので、牛ホルのいろんな部位を味わってもらえるかな」というのが開店した理由。屋号の「神戸」は、当時扱っていた肉が三田牛のみだったことが由来だ。ここ5年ほどで若い客層が増え、2号店をオープンしメニューを差別化。マニアから大衆へ、女性にも食べて欲しいとドリンクメニューを工夫する。

【2006年開店・luv wine天満本店】格安ビニシーワインの先駆け

 テイスティング感覚で飲める「大阪イチ敷居の低いワインバル」。各国ワインが週替わりで600円から飲める。開店当時からのビニールシート張りの外観は「資金が足りず…」の状況から生まれた苦肉の策が功を奏し、天満名物に。小皿料理も幅広くそろう。

【2007年開店・コアラ食堂】オーストラリアワインと鉄板焼

 ほっこりした町家空間でいただくのは、ひねりのあるソースを添えた野菜の鉄板焼や黒豚ステーキなど。店主が20代に訪れたオーストラリアが好きで、と豪州ワインをセレクトする。この時期、意外な組み合わせにこだわった店が急増した。

【2007年開店・地魚屋台とっつぁん 天六店】大漁旗の海鮮酒場

 街なかに突如出現した「海の家」スタイル。関西で14店舗を展開する同チェーンのスタートはここ天六店から。鮮魚満載のイメージを、大漁旗を店内に飾る手法で展開する海鮮酒場はここから生まれたのだ。

【2007年開店・八尾蒲鉾】練りたて、揚げたてを焼酎とともに

 天満市場の蒲鉾店の二代目が「かまぼこの魅力を知ってもらうために」と市場近くで屋台営業を始めたのが話題に。「かまぼこは料理である」を信念にその場で練って具材を包み、じっくり揚げる。出来たてのかまぼこ、すなわち練り天の味に人が集まったのは言うまでもないが、屋台とは思えぬ規模と種類の焼酎を用意していたこともヒットの秘密。

【2007年開店・墨国回転鶏料理 天満本店】度肝を抜いたローカルメキシカン

 特製のマリネ液に漬け込んだ骨付き鶏が、現地仕様のロースターに刺されてくるくる回る。メキシコ料理といえばレストランが主体だった時代、こちらの登場はまさに劇的だった。「『ぷららてんま』も出来たばかりで、お客さまもコアな方ばかりでした」と当時を振り返る店長。現在は「ルクアイーレ店」も開店し、メジャー路線をまっしぐら。

【2009年開店・寿司処 かい原】コース3500円寿司の登場

 オープン当時、景気は下火で「寿司屋はやめとけ」と周囲から言われたという主人。とはいえ、値打ちものとの出合いを求め、天満で下車する貪欲な人々には絶妙にフィット。細かい仕事を施したにぎり8貫と小鉢3品で3500円の価格は今も変わらない。さらに引き出しをのぞきたければ、ぜひ追加注文を。

【2012年開店・活海老バル orb 天満】いけすでエビのつかみ取り

 時はまさに天満ブーム最盛期。その盛り上がりを決定づけたのが同店だった。いけすからオマールエビをつかみ取りするシステムで大ブレイク。最近では、最大40センチほどにもなる希少なエビ・カラビネーロをスペインから直輸入する。そんなライブ感あふれるイベント性が、好奇心をわしづかみにし、20代前半のお客が増加中とのこと。

出典:雑誌「Meets Regional(ミーツ・リージョナル)」2019年8月号 写真/渡部恭弘

(まいどなニュース・Lmaga.jpニュース)

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最終更新:9/12(木) 11:23
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