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ヤフー、ZOZOを買収へ-前沢氏退任「ワンマン経営変わる」

9/12(木) 6:31配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ソフトバンク傘下のヤフーは12日、ファッション通販サイトを運営するZOZO(ゾゾ)に株式の公開買い付け(TOB)を行うと発表した。最大50.1%(約1億5300万株)を取得し、ネットを通じた電子商取引(Eコマース)事業を拡大する。

ZOZO創業者で37%の株式を持つ前沢友作前社長はTOBに賛同しており、大半を売却する意向。12日付で社長を退任し、後任には沢田宏太郎取締役が就任した。

前沢氏は会見で、退任理由について「私のワンマン経営から、現場が権限や裁量を持つチーム力の高い組織に変わっていかなくてはならない」と話した。計画する月への旅行への準備も理由に挙げた。

発表によれば、TOB価格は1株2620円(11日終値2166円)で、全てを買い付けた場合、取得総額は4007億円とヤフーの買収では過去最大となる。10月上旬の開始を目指す。TOB後もZOZOの上場は維持する計画だという。

12日のZOZO株の終値は前日比13%高の2457円とTOB価格を下回った。ヤフー株は同2.4%高。

TOBが成立した場合、ヤフーは取締役2人を派遣するほか、オブザーバー2人を取締役会に出席させることができる。また、取締役会で独立社外取締役が占める割合は3分の1以上とする予定。

ヤフーはみずほ証券、ZOZOはSMBC日興証券がフィナンシャル・アドバイザーを務める。

ヤフーは買収によって、ZOZOのネットを通じた服飾販売のノウハウを取り込み、Eコマースを強化する考え。国内では、米アマゾンや楽天との競争が激しくなっており、他社との差別化を図る。ヤフーを連結化したソフトバンクにとっても相乗効果が見込める。

会見にソフトバンクG孫氏

ヤフーの川辺健太郎社長は会見でヤフーとZOZOは「ユーザー属性が補完的」とした上で「両社ともに顧客基盤の拡大が見込める」と述べた。2020年代前半に達成したいとしていたEコマースの取扱高の国内1位が「ZOZOとの資本提携で手が届きつつある」という。

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最終更新:9/12(木) 20:25
Bloomberg

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