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中国株投資家、10月1日の建国記念日効果に期待

9/12(木) 12:24配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国の金融市場の投資家は、今後2週間の相場は楽に乗り越えられると予想している。

10月1日の建国70年の記念日に暗雲を投げ掛けるようなことは中国政府が許さないとの見通しが前提にあるからだ。過去のデータも味方する。2004年以降を振り返ると、建国記念日までの1カ月に上海総合指数は4%以上値上がり。人民元は同期間に安定して推移した。

中国政府は重要な日やイベントに近い時期に市場を支える傾向があり、ここ数週間にもトレーダーに大盤振る舞いしている。当局は外国人投資家に対する投資枠を撤廃したほか、市中銀行に対する預金準備率の引き下げを発表。人民元の中心レートは16営業日連続で予想より高めに設定された。一連の措置は通貨の安定に寄与しており、中国株のパフォーマンスを世界上位に押し上げている。

交銀国際の洪灏チーフストラテジストは「当局は間違いなく秩序を維持しようとするだろう。結局のところ、大きな下落を目にすることはなさそうだ」と述べた。

トランプ米大統領は11日、建国記念日の10月1日に予定していた中国製品に対する追加関税の発動を14日間延期すると発表し、善意のしるしだと述べた。オフショア人民元は一時0.3%上昇し、FTSE中国A50指数先物はシンガポールで0.8%高となった。

ゴールドマン・サックス・グループは今月初めのリポートで、国が後ろ盾となっている中国のナショナルチームと呼ばれるファンドが8月以来株式市場で「積極的」だった可能性があると指摘。上海総合指数のボラティリティーが昨年2月以来の水準に低下した理由がここから説明されるとしていた。

上海総合指数は過去1カ月で8%以上上昇。中国市場は別の祝日で13日に休場となる。

ゴールドマンの劉勁津(キンガー・ラウ)氏らストラテジストはリポートで、「今年の記念日は中国の政策当局者にとって特に政治的に重要であると思われる」 と述べ、中国政府は直面する課題をよそに長期目標を達成できると示したい意向だと分析した。

原題:The Power of Oct. 1 Has China’s Stock Investors Banking on Gains (抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Bloomberg News

最終更新:9/12(木) 12:24
Bloomberg

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