ここから本文です

目からウロコの「Apple Card」を1カ月使ってみた。先行ユーザーが語る「クレカを再定義」とは何か

9/13(金) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

8月20日にアメリカでの一般提供が開始された「Apple Card」。カードを入手したという人々の利用報告が次々とネットに上がり始めている。

【全画像をみる】目からウロコの「Apple Card」を1カ月使ってみた。先行ユーザーが語る「クレカを再定義」とは何か

それに先立つ8月上旬ごろから先行してApple Cardを入手したという一部ユーザーからの報告が行われており、「自分も早くほしい」という利用者の欲求を刺激するのに一役買っていたのは間違いない。

今回はそんな先行入手ユーザーの2人である、シリコンバレー(ベイエリア)在住の起業 家・吉川欣也氏とネットワークエンジニアの五島正浩氏の2人に、先行ユーザーならではの1カ月弱使った感想を聞いた。

Apple Cardがやってきた

── Apple Cardをかなり早い段階で入手されました。どのような経緯で手元に?

吉川:アップルが好きな人たちってはいつも同じなんですが、私は登録が始まったらすぐにやって、通知がきたらすぐに申し込むという流れです。

今回は五島さんとカフェで話していたら、すでに五島さんはApple Cardが届いたと。それで、すぐに別のメールアドレスで再登録したら、翌日に通知がきました。ただ、通知がきたのが最初のメールアドレスか、後から登録したものだったかは覚えていません。

五島:私の場合は、8月6日朝に一部の人に招待状が届いたという報告を見て「外れたな」と思っていたら、翌7日に招待状がきました。登録して、物理的なApple Cardが届いたのは(5日後の)12日でした。

吉川:アップル社員の人はもう少し早くから持っていたでしょうし、ベイエリア在住の人には少し提供が早く行われるというのは、ひょっとしたらあるかも。 テスラの申し込みもそうですが、そういうことをやる人はアメリカの中でもベイエリアが圧倒的に多いはずなんですよね。

アップル的には「そういうこと(地域優先は)はやっていません」かもしれませんが、ベイエリアだったりニューヨークだったりの人の方が、新しいものに対していち早くアクションを起こすでしょうから、結果として早く届いているのかもしれません。 普通の人は、わざわざクレジットカードの申し込みに誰よりも早く殺到したりしないでしょうし。iPhoneにしても何にしても、「出たらとりあえず申し込む」。

── 先行して日常的に使ってきて、どういう感想を持っていますか。

吉川:ほとんどの話は皆さんのブログで書かれていたりすることなんですが、まず最初の感想は日本のクレジットカードなんかに比べて契約書だったり、利用条件だったり、支払いが遅れたときのペナルティだったり、そういう説明が一切ないことです。

アップルがiPodやiPhoneで取説をなくしたのと同じように、まったくマニュアルがない。金融商品でこういうのをやった会社は、おそらく初めてじゃないでしょうか?

── 普通のクレジットカードは物理カードが前提なのに対して、Apple Cardは基本iPhoneがあって、そこにバーチャルなApple Cardと物理的なApple Cardが載ってきます。その差でしょうか?

吉川:普通は文言を入れて、法的に安全な方に傾きますよね。うちに子守りをしに来てくれている大学2年生の子がいるんですが、彼女に聞いたら、「Apple Cardを持っている」というんですよ。初めてのクレカが、Apple Cardという人がもう生まれている。

何が面白いって、そういう子たちが「クレカってこういうものなんだ」と特に何も感じないまま、Apple Cardを使い始めることのすごさです。

── 「すごさ」はのちほどお聞きするとして、他に普通のカードとの違いはありますか。

吉川:Apple Cardを眺めたときに見えてくる「アップルロゴ」ですね。今まで、クレジットカードにはカードブランドのロゴが券面に入って自己主張していました。それが(Apple Cardのカード発行会社でクレカ事業に初参入の)Goldman Sachsのロゴと一緒にMastercardのロゴが「裏面」に入っているわけです。

Appleのこだわりなんでしょうか、どういう条件だったのか。「アップルユーザーが使いたいカードだから、あなたたちは後ろね」ということなのか。(決まった経緯を想像すると)なかなか衝撃的です。

五島:私はすでに3週間使っていますが、最初にアクティベーションをするときの体験が面白いと思いました。すでに日常的に使うクレカになっていますが、その中で特に良いと感じるのがウォレットアプリと統合されている体験(UX)部分です。

チェイス(アメリカの銀行の1つ)とかのカードでは、いちいちアプリを開いて履歴をみないといけないものが、Apple Cardではウォレットアプリから直接見られます。Face IDのロックを解除すればすぐに使えるので、昔ながらのクレカはユーザーインターフェイスなどの面で一気に使い勝手が落ちて感じます。

1/4ページ

最終更新:9/13(金) 20:00
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事