ここから本文です

強いぞ朝乃山!古里歓喜 県出身30年ぶり金星 幕内100勝目で初

9/13(金) 0:54配信

北日本新聞

 「最高だ」「目指すは横綱」。大相撲秋場所で朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=が初金星を挙げた12日、地元では公民館に集まってテレビ中継を見守った住民たちが興奮し、家族らは喜びに沸いた。同時に幕内通算100勝も達成、東京・両国国技館で観戦したファンからも祝福の声が相次いだ。

 富山市呉羽会館では35人が大型スクリーンで結びの一番に熱い視線を送った。同市呉羽小学校2年の高木正翼(たすく)君(8)は金星にちなんで金色のうちわを手に応援。「かっこいい闘いで勝って」と願いながら取組開始を待った。

 朝乃山は立ち合いから果敢にぶつかった。横綱相手に一歩も引かない姿に、住民の朝乃山コールはひときわ大きくなった。左上手を取って寄り切ると会場の熱気は最高潮に。同市呉羽本町の永井喜一郎さん(78)は「うまいこと組み止めた。本当に立派だ」と感激。「横綱にも引けを取らない力があると確信した」と、北森正誠呉羽町自治会長(71)も興奮気味に話した。

 「ついにやってくれた」。朝乃山の父親、石橋靖さん(62)は自宅のテレビで観戦。「金星は一つの目標だっただろう」と記念の白星を祝った。朝乃山富山後援会の青木仁理事長(42)は「左まわしを取ればいい勝負になると思っていた」と言う。中盤戦に向け「実力はつき始めている。力を100パーセント出せるように頑張ってほしい」と期待した。

■気さくに撮影・握手/国技館でファン囲む

 両国国技館の力士が引き揚げる通路には、結びの一番を終えた朝乃山を一目見ようと、大勢のファンが詰め掛けた。シャワーを浴びて浴衣を着た朝乃山が姿を見せると、ファンが近寄ってもみくちゃに。国技館を出るまでの10分間、サインや写真撮影、握手に気さくに応じた。

 東京都墨田区の主婦、上村明香(さやか)さん(38)は息子の大和ちゃん(3)を抱っこしてもらい「とってもうれしい。朝乃山関のように大きくなってほしい」。朝乃山が夏場所で初優勝した時に大和ちゃんと顔が似ていると気付き、ファンになった。「最後まで粘り強くてかっこよかった。記念の取組に立ち会えて幸せ」と笑顔を見せた。

1/2ページ

最終更新:9/13(金) 0:54
北日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事