ここから本文です

中国の障害者「1億人」の現実 現地の施設長が「れいわ」当選に抱いた思い 「年配者」の多さに驚いた理由

9/14(土) 7:00配信

withnews

14億人を抱える中国は人口大国であると同時に、障害者大国でもあります。障害者の人数は8500万人を超え、実際には1億人近くいるとも言われています。一方で、中国では長い間、障害者は街に出ることが少なく、介護の現場が注目される機会も多くありませんでした。このほど、中国の民間福祉施設の関係者による訪問団が来日し、日本の障害者施設数カ所を見学しました。期間中、重度の障害を負う議員2人が当選し、国会に初登院したことがニュースとして報道されたタイミング。訪問団が見た日本の現状から、日中両国の障害者の現状について考えます。

【写真】音楽、料理、リハビリ......中国北京市にある障害者福祉施設の子どもたちの日常

中国の障害者施設の現状

今回訪問団を率いたのは、北京市にある民営の「北京市朝陽区啓蕊リハビリセンター」の理事長・楊慶仁(ヤン・チンレン)さんです。東京都町田市にある障害者施設数カ所を訪問しました。

楊理事長によると、中国で正式に登録された障害者の人数は8500万人を超えています。ただし、重度の障害者の中には登録されていないケースがあり、未登録の人を合わせると1億人近くになると言われています。

2018年の中国障害者連合会の統計によると、中国にある障害者福祉施設の数は全部で9036カ所。目が不自由な人向けが1346カ所で、耳が不自由な人向け1549カ所、身体障害者向けが3737カ所、知的障害者向けが3024カ所、精神障害者向けが1962カ所、自閉症のための施設が1811カ所あると分類されています。

中国では、障害者福祉施設は国営(公営)と民営(民間)に分けられています。楊理事長が経営しているのは民営の施設で、2012年に開業しました。

日本の場合、内閣府の調査によると、国内の障害者数は推計で約900万人です。厚生労働省のデータによると、日本では2017年の居宅介護事業所は23074カ所で、重度訪問介護事業は20952カ所あります。施設の数は、障害者が10分の1である日本のほうが圧倒的に多くなっています。

1/4ページ

最終更新:9/14(土) 7:00
withnews

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事