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アパレルのワールドが「ポップアップ型百貨店」。若手支援でファッション業界を活性化

9/13(金) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2018年9月に再上場を果たした大手アパレルのワールドが、新たな取り組みに挑戦している。

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「ワールド・ファッション・エコ・システム(WFES)」と呼ぶ新しいビジネスモデルで、これまで培ってきたノウハウやシステムを開放し、若い才能やD2Cブランドを支援することで、ファッション業界全体の活性化を目指すものだ。

※D2Cとは……ダイレクト・トゥ・コンシューマー。メーカーが顧客に直接販売するシステム。

すでに、次世代ファッション業界の多様なアイデアやチャレンジの支援を目的とした「クリエイターズサポートプログラム」を今期からスタート。その一環として、スタートアップ系や実店舗を持たない「D2Cブランド」を集めたポップアップ型百貨店「246st MARKET(246ストリートマーケット)」を9月14~23日に開催する。

エグゼクティブ・キュレーターにファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓氏を起用。「サステイナブル(地球環境に配慮した持続可能性)」の観点でファッション、服飾雑貨、飲食の15ブランドを集積。作り手であるデザイナーやクリエイターが来場者と直接接点を持ち、双方向にコミュニケーションをすることでしか味わえない新しいモノや人との出会いを創出する。

若手にはビジネスサポートが必要

場所は、表参道の交差点から国道246号線沿いに徒歩1分の好立地にあるワールド北青山ビル(港区北青山3-5-10)。事業責任者は、クリエイティブ・マネジメント・センターの副センター長やプラットフォーム事業推進室の副室長なども兼務する、ワールドの森岡聡子グループコミュニケーション推進室室長だ。

「グループのコミュニケーションを推進する部門として、北青山ビルをさまざまな活動や情報を発信する拠点にしたい。これまで多業態・多ブランドを展開し店舗開発やMD(商品計画)、CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)、生産などを支えてきたプラットフォームを活用して、スタートアップ系のブランドやクリエイターの成長を後押したい」

このビルの地下1階にモノづくり拠点「クリエイターズラボ」を開設したり、12階をデジタル系グループ会社との共創拠点としたりもしている。今回期間限定で展開する「246ストリートマーケット」では一歩進めて、ブランドやクリエイターと消費者を直接つなぐ場を目指す。

エグゼクティブ・キュレーターを務める軍地氏は狙いや、ワールドがクリエイター支援をする意義をこう語る。

「ファッション業界の活性化には、若手のインキュベーションが不可欠。D2C型のビジネスモデルや多様なデジタルツールにより、個人でブランドを立ち上げたりSNSで販売するようなブランドも増えている。けれども、スケールさせるには、若手をつなげ、交流や発信しながら育成する場が必要です」

軍地氏がキャンプファイヤーの顧問として、ファッションに特化したクラウドファンディングサービス「CLOSS(クロス)」を手がけたり、数々のアワードで審査員をしたりしていて感じるのは、可能性のあるクリエイターやスタートアップを選ぶだけでなく、その後のビジネスサポートの重要性だ。

「ワールドが自社内にある長年の知見やネットワーク、プロフェッショナルの人材などを外部に開き、個の力を支援する仕組みを作ろうとしているのはすばらしい取り組みだ」

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最終更新:9/13(金) 18:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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