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【特集】「NO日本」 韓国国民の本音はどこに?

9/13(金) 16:22配信

47NEWS

 韓国が文在寅政権下になって以来、日韓の対立はかつてないほど鮮明になった。これに追い打ちを掛けたのが、日本が7月に始めた韓国に対する「輸出規制強化」だった。現在の日韓関係は悪化の一途をたどっている。両国の報道が異常なまでにヒートアップする中、韓国に在住する日本人である筆者の目線から見えた韓国、そして日本の今を伝えたい。

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▼日本で感じた韓国への印象

 7月末に夏休みを兼ねて日本に帰国した。釜山からの成田便は行きも帰りもほぼ満席で、日本人よりも韓国人の乗客で占められていた。この時点では日韓関係の悪化による影響が広がっているようには感じられなかった。

 東京では新大久保の「コリアンタウン」を訪れたが、その印象は変わらなかった。相変わらず多くの人でにぎわっているだけでなく、10代や20代を中心とする若い世代はKポップを始めとする韓国の芸能やファッション、メークなどに夢中になっていたからだ。表面上だけかもしれないが、そこに変化を見つけることはできなかった。

 だが、今回の帰国ではっきりと感じたことがあった。それは、韓国に対する怒りや不信感を率直に口にする日本人が明らかに増えたということだ。友人や知人、親戚との会話では必ずと言って良いほど、「日韓関係」が話題に上った。そして、次のような言葉を掛けられるのだ。「こんな時に韓国にいて大丈夫なのか?」。韓国に住み、家族を持つ者としては決して心地よいものとは言えない。しかし、彼らの言葉を冷静に分析すると「韓国という国や国民に対して」というよりも、多くは現在の文在寅政権の言動に対するフラストレーションが表出したもののように感じられた。

 いずれにしても、現在の日韓関係はこれまで「韓国」という国をそれほど意識していなかった人々の隣国に対するイメージを悪く変えてしまったのは疑いようがないだろう。

▼地域で違う「NO日本」

 日本の「輸出規制強化」に対抗するかのように、韓国では「日本に行かない、日本製品を買わない」ことをうたう「NO日本」運動が拡大している。この取り組みは、マスコミによる過剰報道とネット上で繰り広げられる過激な論調が相まって、日韓両国の対立感情をさらにあおる事態につながっている。

 しかしながら、「韓国に住む日本人」である筆者が「日本人である」ことを理由に、被害を受けたり、嫌な思いをしたことはこれまでのところ皆無である。

 釜山にある自宅近くで「NO日本」と書かれた横断幕をほとんど目にすることはなく、スーパーやデパートの食料品売り場などでも撤去されることなく日本の製品が売られているのを目にすると、ニュースでの報道がどこかひとごとのようにも感じられてしまっていた。

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最終更新:9/13(金) 20:39
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