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チタンってどんな素材なの?

9/13(金) 12:11配信

ギズモード・ジャパン

超ハイスペックな金属なんです。

日本時間9月11日の深夜に行なわれたApple(アップル)の製品発表会。忘れ物防止タグの発表はありませんでしたが、第5世代の「Apple Watch Series 5」は無事発表されました。

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液晶の常時点灯やコンパス機能の追加などがありましたが、ギズモード的にはチタニウムモデルの登場に興奮しました。軽くて丈夫なハイスペック金属チタンが、Apple Watchの素材になったんですから。これは大注目です。

そこでこの記事では、チタンがどんな金属なのか解説していきたいと思います。みんな、ついてきてね!

チタンはどんなものに使われているの?

Apple Watchに使われているチタン。実はけっこう私たちの身の回りで使われているんですよ。

日本チタン協会によると、もともとは、航空機やロケットなどの部品素材として使われていました。現在でも、海水淡水化装置や海上橋脚、熱交換器などに用いられています。

また、建築の分野でも大活躍。屋根や壁材、手すり、モニュメントなどに用いられることも。加えて、医療機器にも使われています。インプラントの人工歯根などが有名ですね。

その後、民生用機器にも使われるようになります。車やバイクのマフラーやカメラ、ゴルフのクラブ、メガネフレーム、登山用品やアウトドアグッズ、剣道の面などもチタン製のものがあります。昔チタニウムのPowerBookなんてのもありましたね。

最近では腕時計の素材としても注目されています。シチズンやセイコー、カシオ、オリエント時計といった国産メーカーはもちろん、海外メーカーでも採用しているところが増えています。

意外と身近なところにチタン製品ってあるものなんですよ。

チタンの特徴は「軽い」「強い」「錆びにくい」

では、チタンという金属はどんな性質を持っているのでしょうか。

チタンの特徴を端的に言うと「軽い」「強い」「錆びにくい」。チタンは、ステンレスに比べ約40%ほど軽く、比重(対象と同じ体積の水の質量比。チタンは4.51、ステンレスは7.9)に対する強度「比強度」が高いという特徴があります。つまり同じ強度のものを作った場合、チタンはステンレスよりも軽くできるのです。

同じような素材にアルミニウムもありますが、重さだけで言えばチタンのほうが重くなります。ただし「比強度」がチタンのほうが高いため、同じ強度のものを作る場合、アルミニウムに比べチタンのほうが軽くできるのです。

また、ステンレスやアルミニウムに比べる錆びにくいという点もチタンの特徴のひとつ。まったく錆びないというわけではないのですが、錆びにくさは頭ひとつ飛び抜けています。こういった特徴があるため、宇宙関係や航空関係で使われてきたわけですね。

また、チタンの隠れた特徴として「金属アレルギーが出にくい」という特徴があります。これは、チタンの表面に形成されている不動態化被膜のおかげ。そのため、常に肌に触れる腕時計の素材として注目され、現在ブームになっているというわけです。

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最終更新:9/13(金) 16:31
ギズモード・ジャパン

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