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<北海道>“指導死”控訴審で内部告発「自殺当日に生徒叱責」

9/13(金) 18:59配信

HTB北海道テレビ放送

HTB北海道テレビ

 教師の指導が生徒を死に追いやることを「指導死」と呼びます。6年前、札幌の高校生が自殺し、母親が道を訴えている裁判の控訴審が始まり、学校の対応の違法性が争われています。
 札幌の道立高校で吹奏楽部に所属していた悠太さんは、2013年3月、自ら命を絶ちました。遺族は部活動の顧問による行き過ぎた指導が悠太さんを追い詰めたと訴えています。訴状によりますと、悠太さんは2013年2月に部員とのトラブルをめぐり顧問から一方的に指導を受け、部員との連絡を禁止されて孤立した状態に追い込まれたほか、自殺の前日には他の部員の前で身に覚えのない叱責を受けていました。
 母親は「10代の子どもが追い詰められて命を絶ってしまうようなものが指導と言われても納得できない」と話します。悠太さんの母親は「指導死」だとして道に対しておよそ8400万円の損害賠償を求めています。
 今年4月の一審判決では、悠太さんが亡くなった経緯について学校が生徒に行ったアンケートの一部が廃棄されていたことが認められました。一方で、顧問の指導には違法性はないという判断が示され、母親はこれを不服として控訴していました。
 13日の控訴審で母親は、新たに、内部告発で自殺当日にも顧問による叱責があったと主張しました。これを学校が隠し「教師が指導といえば(理不尽なことが)許されてしまう。そのままではいけないと思い控訴した」と訴えて、息子の命の最後をあいまいにされたと無念の思いを述べました。一方、道側は一審に続いて指導によって自殺に至ったとは認められないとして、控訴の棄却を求めています。

HTB北海道テレビ

最終更新:9/13(金) 19:22
HTB北海道テレビ放送

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