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運動会10月に統一開催 大和の17小学校 20年度から

9/13(金) 5:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 近年の厳しい残暑で子どもたちの健康が不安視されている状況を受け、大和市立小学校の校長会は2020年度から、これまで9月下旬を中心に開催していた17校の運動会を10月の第3土曜日に統一して実施する方針を決めた。市教育委員会は昨年7月に学校の屋外活動の可否を判断する熱中症予防ガイドラインを策定しており、各校は従来の開催日を1カ月ほど繰り下げることでガイドラインの順守を目指す。

 市教委によると、19年度の市立小学校の運動会は春開催の2校が終了。残る17校が秋に開催する。秋開催の内訳は9月28日が13校で最も多く、10月5日1校、同19日2校、同27日1校の予定だ。

 小学校で運動会に向けた練習が始まるのは開催日の2~3週間前。近年、9月上旬のこの時期は30度を超える真夏日が珍しくない。熱中症のリスクがまだあり、市教委のガイドラインに従えば、練習時間の確保が難しくなる。

 小学校校長会は18年7月にガイドラインが示されて以降、開催日の見直しなどを検討。秋に開催してきた17校においては、20年度から10月第3土曜日に統一開催する方針を今年7月に決定した。例年10月は地域行事やスポーツ関連の催しが週末に集中するため、各学校は地元関係者らにこの方針を説明、他の行事などとの日程調整を既に進めているという。

 同校長会長の藤倉秀明・北大和小校長は「水分補給や休憩など暑さ対策は各校で行っているが、限界もある。児童の安全を最優先に考え、涼しくなる10月に繰り下げることを決めた」と説明。「第3土曜日は比較的地域の行事とも重ならない。統一開催も関係者からの要望を受けて判断した」と話す。

 市教委のガイドラインは、愛知県豊田市で18年7月、小学校1年の男児が校外学習後に熱中症で死亡した事故を受けて急きょ策定された。環境省が公表している「暑さ指数」に基づき、屋外活動の対応基準を5段階で定めている。

 運動会の開催日は、通常各校長が前年度に決めている。18年度は、9月に開催を予定していた小学校17校のうち、ガイドラインを考慮して10月に繰り下げたのは5校にとどまり、対応が分かれていた。

 なお市立中学校は春開催の2校を除き、7校が9月21日に開催、運動会シーズンを迎える。

◆大和市教育委員会の熱中症予防運動指針(ガイドライン)
 気温、湿度、輻射(ふくしゃ)熱から算出する「暑さ指数」に基づいた5段階の対応基準。気温が35度以上は危険度が最も高く、運動は原則中止。31~35度は激しい運動を中止する。予想される場合は朝に変更するなど具体的な内容も列挙。現場で適切な判断をするため、開始前だけでなく機器による計測を継続するとしている。

神奈川新聞社

最終更新:9/13(金) 5:00
カナロコ by 神奈川新聞

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