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「やりたくない勉強はしなくてもいい」の断言から考える学校の役割 「できないとダメ」の呪縛

9/16(月) 7:00配信

withnews

【#withyou~きみとともに~】
「勉強をする意味がわかりません」。そんな悩みに、世界30カ国以上の教育現場を見て回り、「学ぶ」を考え続けている朝倉景樹さん(教育社会学者・シューレ大学スタッフ)は、「勉強は、自分が生きやすくなるためにするものでは」と語りかけます。テストで悪い点数をとっても「それがあなたの価値ではない」と断言する理由を聞きました。(朝日新聞記者・金澤ひかり)

【写真】あの人も学校がしんどかった 中川翔子さん・霜降り明星せいやさん…


【悩み】勉強をする意味が見いだせません。

「自分」「社会」を知る

10代のみなさんは、年間イベントとして中間・期末試験や学校行事がある中で、日々宿題も出されるし、結構忙しい。それをこなすだけでいっぱいいっぱいになります。
そんな中で「自分がどうしたいのか」がわかりにくくなっているかもしれません。
本来は、「私はどういう人間で、いま何を感じていて、なにがしたいのか」。それを大事にしていいんです。


私は、「学ぶ」「勉強する」というのは、「自分が生きやすくなるためにすること」ということでいいんじゃないかと思っています。
自分が生きやすくなるためにはなにが必要か。「自分を知る」「社会を知る」ということです。

「自分を知る」というのは、「自分がどうしたいのか」をわかるということです。

「社会を知る」というのは、自分なりに世界や社会への理解を持つということです。
例えば雨が降ったときに、なんで雨が降るのかという仕組みを知っておけば、洗濯物を取り込む時間や外出の予定を立てたりすることもできます。


行動をするかしないかの判断をするには、自分なりの理解が結構大事です。
そして、「社会を知る」のは、「知りたい」と思った時の方が理解しやすいと思います。

テストの点数があなたの価値ではない

「テストの点数が悪かったんですが…」と子どもたちに聞かれたら、僕は「それでも良いんです」と答えます。当然です。
というのも、それ(テストの点数)は、あなたの価値ではないからです。

それは、いまできてしまっている社会の仕組みの中にあなたが放り込まれてしまっているということなので、「合わない場所」で、あなた自身を、テストの点数で評価する必要はないということです。

「テストの点数が上がらない」とか「勉強に気持ちが向かない」とかの気持ちを持った自分を、責めないでいいんです。

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最終更新:9/16(月) 7:00
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