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「来なくていい」と言われても不安? 台風があぶり出す“会社員という病”

9/13(金) 8:00配信

ITmedia ビジネスオンライン

自然災害で問われる「あなたがそこにいる意味」

 少々ややこしい話になりましたが、自然災害は常に根源的な問いを人に投げかけます。

 東日本大震災は、さまざまな形で「あなたがそこにいる意味」を問いかけました。「自分に何ができるか?」「自分にできることは何か?」と、誰もが「自分がここにいる意味」をまさしく自問しました。

 当時のことを思い返せば、今回の台風で「痛勤地獄」を味わう必要はなかった。

 本当にあの日会社に行かなくてはならない人だけが「会社に行く」という選択をすれば、そういう人たちがもっと早く会社に行けたし、彼ら彼女たちが来ることを待ちわびている人たちを安心させることができたはずです。

 当然、会社は「出社させない」という決断をすべきでした。でも、自ら「出社しない」という決断を、自立した成人として下してもよかったし、そういう決断をもっと多くの人ができる社会が、本当の意味で成熟した社会なのかもしれません。

(河合薫)

ITmedia ビジネスオンライン

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最終更新:9/13(金) 8:00
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