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線路に車が…ホームの高校生、とっさに動いた 駅長感謝

9/13(金) 14:00配信

朝日新聞デジタル

 今月6日、JR鹿児島線東福間駅(福岡県福津市)構内の線路に軽乗用車が転落した事故の際、ホームにいた高校生が列車の非常停止ボタンを押し、衝突を防ぐのに貢献していた。駅の改札付近には、こうした経緯を説明し、「勇気ある行動に感謝しお礼申し上げます」と書かれた、駅長名の礼状が貼られている。

【写真】東福間駅の駅前ロータリーからフェンス(中央左)を破って線路上に転落した乗用車=2019年9月6日午後3時37分、福岡県福津市、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影

 事故が起きたのは6日午後2時半ごろ。ホームでは、駅近くの福岡県立光陵高校の生徒たちが列車を待っていた。

 同校1年の小島春花さん(15)は激しい音で事故に気づいた。「このままでは列車が衝突する」。離れた場所にいた駅長に頼まれ、ホームにある非常停止ボタンを押した。駅を通過しようとしていた博多行きの特急は、車の約220メートル手前で停止。運転した男性はけがをしたが、乗客らにけがはなかった。

 ホームに向かう階段を下りていた同校1年の荒牧颯太さん(16)は車が落ちてくる瞬間を目撃し、スマホで119番通報した。しばらく状況の説明を続け、気づいて近寄ってきた駅長に電話を代わった。ほかにも110番通報した生徒や、駅員を呼びに走った生徒もいたという。

 小島さんは「周りが動いたから自分も動けた。大惨事にならずに良かった」。荒牧さんは「先生から自分より人のために動ける人になれと言われているので、できたと思う」と話した。(渕沢貴子)

朝日新聞社

最終更新:9/13(金) 14:00
朝日新聞デジタル

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