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料理にアオザイ…“ベトナム”舞台の漫画に反響 背景に緻密な現地取材

9/13(金) 9:00配信

オリコン

 2017年12月よりLINEマンガで連載スタートした「リトル・ロータス」。ベトナムを舞台に、主人公の日本人青年とヒロインのベトナム人美少女との交流を描いたストーリーで、「海外!飯テロ!華やかなのに親しみやすい感じ」「ベトナム人、可愛い人多いよね」「フォーが…フォーが…!!!!!飯テロだぁ…!!!!!」と多くのコメントが寄せられている。作者の西浦キオさんに、作品について話を聞いた。

【漫画】ヒロインはアオザイ美女、夜中に読んだら危険な“飯テロ”シーンも

■「日本生まれ日本育ちのベトナム人」の作者が描く視点に反響続々

 大学卒業と就職を間近に控えた桜井俊介は、ベトナム・ホーチミンに自分の従姉妹がいると祖父から聞かされ、彼女と会うためにホーチミンへと旅立つ。現地で従姉妹である少女・センと出会った俊介は、少しずつ心を通わせながら、彼女のことを理解していく。やがて彼は、就職内定を蹴ってベトナムにとどまり、センと一緒に料理店を開業することに……。

 作者の西浦さんは、日本生まれの日本育ちながら、ご両親はベトナム出身で、自身もベトナム国籍を持つ。「他の人にはない自分の強みを活かせる題材が何かを考えたとき、ベトナムが良いのではないか?」と思いついたことが、作品誕生のきっかけとなった。

――『リトル・ロータス』はどのように着想されましたか?
【西浦さん】ベトナムを題材にした作品を描くことは、先に決めていたのですが、どういう作品にするかを打合せしていたときに、担当さんが「アオザイの女の子って、可愛いよね」とアオザイの魅力について滔々と語るので、とにかくアオザイが似合う女の子を出そうと考えたのが出発点です。ベトナムの中でもホーチミン市を舞台にしたのは、祖父母の家がホーチミン市にあり、自身も幼い頃から何度も訪れているからです。

――主人公の俊介の「ベトナムに親戚がいる」という設定は、ご自身の経験に基づいたものですか?
【西浦さん】親戚の多くは今もベトナムにいて、数年に一度は会っています。もっとも、俊介とセンのような関係の親戚はいないので、そこは実体験の反映ではありません。

――俊介とセンを「いとこ関係」にしたのはなぜですか?
【西浦さん】日本人男性をベトナムに住まわせる、という展開に説得力を持たせるためには、赤の他人では動機が薄すぎると思ったので、いとこという関係にしました。兄妹などにもできなくはなかったと思いますが、そうすると今度は近すぎて現実感がなくなってしまうかなと思います。

――お気に入りのキャラクターやエピソードはありますか? その理由も教えてください。
【西浦さん】3巻から登場したストリートチルドレン(都市の路頭で生活している子供たち)のユイという男の子のキャラクターが気に入っています。私自身、幼い頃にストリートチルドレンの少年たちを見かける機会が多かったので、俊介とユイの出会いや、ユイがリトル・ロータスで働くことになる過程のエピソードは、複雑な思いを抱きながら描きました。

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最終更新:9/15(日) 6:25
オリコン

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