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無印とPro、iPhone 11の選び方は?評価すべきポイントをズバリ(本田雅一)

9/13(金) 6:12配信

Engadget 日本版

Android採用ライバルとの違い

さて、異なるOSを採用している上、まだ実機でのテストは行っていませんが、今回の発表会で印象的だったのは、Appleが“垂直統合“で商品価値を高めていることです。もちろん、これは以前からそうなのですが、今回は顕著にそう感じられました。

スマートフォンの機能や性能は、搭載するSoCに大きく依存しています。通常ならばQualcommやMediaTekといった企業が開発しているスマートフォン用SoCに周辺デバイス、チップを組み合わせ、その上に基本ソフトを載せていきます。差異化を行う場合でも、映像処理チップなどをSoCの外に備え付けてカメラの改善を行うなどしますが、外付けでは制約も出てきます。

例外はSoCを開発するファーウェイですが、オープンソースのAndroidとはいえ、すべてを自社だけで完結できるわけではありません。

ところがAppleは

・iOSの基本方針やデベロッパー向けに提供するAPI、ライブラリなどの開発環境
・毎年、新モデルを開発する端末の機能や設計方針

についてはもちろん、ここに加えて

・SoCに組み込む機能や内部の構造

に至るまでを擦り合わせ、シリコンダイの上にどんな要素をレイアウトしていくかを検討しています。Android採用端末メーカーにはなかなか難しい部分です。

その長所がもっとも生きてくるのがカメラの領域です。最大のライバルはSoCを持つファーウェイでしょうけれど、独自のイメージプロセッサでカメラの差異化を図るソニーも含め、ディスプレイの表示品質なども込みで体験の質をコントロールしているiPhoneシリーズの有意性は、いまだにさほど衰えていないとどころか、拡大しているように思いました。そう考えると特にビジュアル製品メーカーでもあるソニーには、iPhone 11 Proクラスの画質を望みたいところです。

もっともiPhoneの本質的な良さは、製品発売時点ではなく長期間使った場合の満足度や機能の持続性ではないでしょうか。とりわけ最新OSを長期間、旧型モデルに対しても提供され続ける努力に関しては、Android端末には比べるべき製品がありません。

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最終更新:9/13(金) 6:12
Engadget 日本版

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