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無印とPro、iPhone 11の選び方は?評価すべきポイントをズバリ(本田雅一)

9/13(金) 6:12配信

Engadget 日本版

噂の低価格版iPhoneは?

筆者は今年、iPhoneが大きくシェアを落とすだろうと考えていました。AppleがiPhone XRの価格戦略を積極的に行おうとしていた予兆があったとはいえ、iPhone XRは廉価な製品ではなく、多少の値下げがあってもAndroidの比較的上位モデルと競合する製品でした。

今年も昨年と同様のラインナップで登場していれば、「来春に低価格版iPhoneを投入」といった新聞見出しにもリアリティを感じたでしょう。総務省の方針もあって、携帯電話キャリアによる端末買い替え支援策が制限されることも向かい風。高級モデルばかりのiPhoneは、さすがに厳しいだろうと思っていたのは僕だけではないと思います。

しかし、ソフトバンクがルールの隙間をうまく抜ける方法を提案し、他社もおそらくは同じようなプランを用意するだろうことに加え、iPhone XRの後釜であるiPhone 11がより低価格かつ、これまでのエクスキューズなしで登場したことにより、状況は少し変わったように思います。

また、低価格化されたうえでラインナップに残るiPhone XRの存在も、単に安価で買えるホームボタンなしの新世代iPhoneという以上の意味があると思います。

iPhone XRに搭載されているA12 Bionicは、20%のパフォーマンス差があるもののiPhone 11に搭載されるA13 Bionicと同じアーキテクチャのCPU、GPU、Neural Engineが備わっています。行列乗算のアクセラレータこそありませんが、昨年の販売実績に加え、今年、低価格モデルとしてこのプロセッサを搭載する端末がジワジワと拡がれば、MetalやCore MLを使いこなしたアプリが登場してくれるのでは? という期待も持てます。

Apple ArcadeやApple TV+が思ったよりも安価に提供される(Apple製品でしか楽しめませんが)ことと合わせると、低価格版を投入したとしても、こうした新基準となるであろうアプリケーション開発基盤を壊すようなことはないと思うんですよね。

もちろん、外れるかも知れませんが、来年はApple独自アーキテクチャのGPUとNeural Engineが活かされる年になるのではないでしょうか。そうなれば、おや? と思える新しいアプリの開発に期待できるかもしれません。

本田雅一

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最終更新:9/13(金) 6:12
Engadget 日本版

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