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内閣改造の一方で…「日本版NSC」局長が内調トップに交代の“深い意味”

9/13(金) 7:05配信

AbemaTIMES

 11日、第4次安倍再改造内閣が発足した。安倍総理は「今回の内閣はまさに“安定と挑戦”の内閣」とし、19人中17人が入れ替わる大幅な改造となった。

 野党からは「お友達側近重用内閣」「お友達総ざらい内閣」との批判も上がるが、今回の人事にはどのような意図があるのか。東京大学先端科学技術研究センター助教の佐藤信氏は“派閥”から見えてくるものがあると話す。

 「今回初入閣した13人のうち、小泉氏を除く12人はそれなりの年齢で当選回数もあるいわゆる“入閣待機組”と言われていた人たち。派閥がそれぞれ事前に推薦を出すが、それに従って安倍総理が入閣させた。“在庫一掃”ということが前回の内閣改造の時にも言われたが、今回も同じようなところは多分にある。派閥構成は、基本的には前回とあまり変わっていないが、石破派からの入閣がいなくなり、ポスト安倍の1人と見られている岸田氏の岸田派が1人減った。近い派閥、そして自民党内のベテラン議員に配慮した地固めといえる。しかし、今回は小泉氏を入閣させることで新しいイメージを打ち出すことに成功した」

 安倍総理が目指す憲法改正の実現に向けて、今回の人事はどのように動いたのか。「改憲に向けたメンバーに、安倍総理が自分に近い人を積極的に当てたかというと、そうではない。岸田氏がこれまでの政調会長に加えて自民党の憲法改正推進本部長を兼任することになり、リベラル派の宏池会の代表である岸田氏を前面に立てた形。しかし、ポスト安倍の有力候補をみられている岸田氏にとっては厳しい状況。宏池会OBの中には明確に護憲を訴える人もいて、岸田氏は安倍総理から禅譲を受けるためには派閥内に軋轢を生むし、派閥のことを考えると禅譲が難しくなるからだ」と佐藤氏。

 また、経済産業大臣から自民党の参議院幹事長に就任した世耕弘成氏について、「参議院幹事長は政策形成において重要な役職というわけではないが、憲法改正を見据えれば参議院を取りまとめることは重要。憲法改正の可能性をしっかり残しておこうと考えているのでは」との見方を示した。

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最終更新:10/9(水) 10:49
AbemaTIMES

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