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<元生徒が自殺>批判の声…教育長、遺族より先に市議会で謝罪 自殺から4日も経過「まだ会っていない」

9/13(金) 8:36配信

埼玉新聞

 埼玉県川口市でいじめ被害を訴えた元中学生が自殺した問題を巡り、茂呂修平教育長は12日の市議会一般質問で「在学中にいじめに対処し解決できなかったことをおわびする」と述べ、改めて謝罪した。一方で「遺族とまだ会っていない」とも答えたことに、議場や傍聴席からは「市議会で謝罪するより、遺族が先ではないか」と批判の声が上がった。

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 市立中学の元生徒小松田辰乃輔さん(15)が8日未明、学校や市教委の対応を批判し「市教委は大ウソつき」と遺書を残して自殺した。

 市議会はこの問題について、前日の11日に続いて取り上げた。

 近藤智明市議(川口新風会、立憲民主)は「いじめで市教委の対応に重大な問題があったと考える」と指摘。小松田さんのいじめ被害に関し設置した第三者委に「小松田さんに対する報告や聞き取りは一切なかった。市教委の対応は不適切だった」などと市教委の責任を追及した。

 近藤氏はさらに「教育長としての責任をどう考えているのか」と質した。茂呂教育長は「このようなことが2度と起きないよう学校が一丸となって取り組む。これを見届け確認するのが私の責任」とした。

 2017年11月から9回開催したとされる小松田さんのいじめ被害に関する第三者委が今年3月以降、休会中であることについては「委員と協議し、遺族から聞き取りをするために再開したい」とした。

 別の中学でいじめに遭い市を相手に損害賠償の裁判を起こしている元男子生徒(16)=県立高校2年=の母親は、小松田さんの遺影を持って傍聴し「(自殺から)4日も経過しているのに。市教委は市議会ではなく、まず遺族を訪ねて謝罪すべきで、順序が逆だ」と批判した。

 小松田さんは「市教委は大ウソつき」と遺書に書いて自殺した。原告の母親は「学校や市教委は、いじめの被害者を悪者にする。そのためにうそをつく。うちの子も小松田君も、いじめより市教委や先生たちのうその方が苦しい、と同じことを言っている」と語った。

最終更新:9/13(金) 8:36
埼玉新聞

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