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「新iPhoneのラインアップはわかりやすい」KDDI高橋社長がアップル発表会を振り返る(石川温)

9/13(金) 14:09配信

Engadget 日本版

9月13日21時、iPhone 11シリーズの予約受付がいよいよ開始される。

ソフトバンクやKDDIは従来どおり、iPhoneの機種代金が最大半額になるプログラムを提供する。当初、総務省の意向によって割引上限が2万円になり、高くて買いにくくなるかと思いきや、「最大半額」となることで一気に買いやすくなった。
 
これから3キャリアによるiPhone商戦が過熱する中、9月10日(米国時間)に開催されたアップルスペシャルイベントをKDDIの高橋誠社長はどう見たのか。語ってもらった。

ギャラリー: Apple iPhone 11 Pro | 13 枚の写真

KDDIの高橋誠社長がまず注目したのは、アップルが手掛けるサブスクリプションサービスである動画配信サービス「Apple TV+」やゲーム遊び放題サービス「Apple Arcade」だ。

「もともと、僕はauでサービスのプランニングをしていたこともあり、サブスクリプションにはとても関心がある。Apple ArcadeというサブスクリプションサービスはまさにKDDIが提供しているスマートパスに近い考え方だ。Apple TV+やApple Arcadeはまだ日本市場を意思したコンテンツが少ないように見えるが、全世界で展開できれば、中に入っているゲームや映像制作会社が相当喜ぶのではないか」(高橋社長)。
 
auスマートパスも、もともとはスマホユーザーに向けて、一定の料金を支払えば、スマホ向けのコンテンツやアプリが使い放題というサービスだった。定額で使い放題というコンセプトは、まさに共通している。「iPhoneの販売がフロービジネスとするならば、アップルはいまサブスクリプションというストックビジネスに移行しつつある」と高橋社長は見る。

今回、スペシャルイベントでは様々な新製品が発表されたが、なかでも高橋社長が気に入っているのがApple Watch Series 5だ。

「ティム・クックさんに『Apple Watchの出来が最高だね』と伝えたら、とても喜んでいた。今回はAlways Onが特にいい。チラ見できるのが便利。これまでは会食中などに時刻を確認しようと手首を動かし、Apple Watchの画面を点灯させたら、相手に『そろそろ終われ』の意味にとられかねなかったが、そうした心配が無いのが嬉しいところ」(高橋社長)という。

また、Apple Watch Series 3の大幅値下げにも注目しているという。

「Apple Watchは日本でも女性を中心に関心が高まっている。今回、特にSeries 3が大幅に安くなっていて、GPSモデルは2万円を切っているし、セルラー版も安い(筆者注:3万800円から)。これから、Apple Watchが盛り上がってくるといいなと思う」(高橋社長)。

ただ、高橋社長がApple Watchで「もったいない」と感じているのが、日本ではECGや心電図の測定に対応していない点だ。

「スペシャルイベントでも、Apple Watchで命が救われた人たちのティム・クックさんに宛てた手紙や事例の紹介に感動させられた。心電図の測定機能が厚生労働省の認可が通らないのは本当にもったいない」(高橋社長)と嘆く。

一方、iPhoneに関しては「わかりやすくなった」という評価のようだ。

「去年のラインアップはわかりにくい印象もあったが、今年はiPhone 11があって、その上位モデルとなるiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxという位置づけになったことでわかりやい。ユーザーに伝わりやすくなったのではないか」(高橋社長)という。

KDDIでは、新規契約や機種変更をした際、Apple Musicに加入すると6か月無料という施策を展開。「Apple Musicに関してはアップルも喜んでいる」(高橋社長)とのことだ。

KDDIではiPhone商戦に向けて、機種代金が最大半額になる「アップグレードプログラムDX」も準備し、アップルと二人三脚でiPhone 11シリーズを売っていくようだ。

石川温

最終更新:9/13(金) 14:09
Engadget 日本版

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