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【台風15号】農林水産被害193億円に拡大 いけすなど停電影響も 東日本大震災超え濃厚

9/13(金) 14:52配信

千葉日報オンライン

 台風15号による千葉県内の農林水産業の被害について、県は13日、被害額が12日午後3時現在の集計で約193億6700万円に拡大したと発表した。ほぼ全市町村で被害が確認されているが、全容をつかめていない場所も多い。被害額は2011年の東日本大震災時の約204億円を超えることが濃厚で、未曽有の規模になる。被害には暴風雨に加え、停電影響も含まれる。

 県によると、農作物栽培用のビニールハウスやガラス室、畜産舎が倒壊するなどの農業施設被害が約136億8807万円に増加。この被害額は、八街市や旭市、山武市、南房総市、木更津市、袖ケ浦市、香取市などで多い。

 農作物自体の被害も約48億911万円に増えた。トマト(8億8966万円、八街、山武、銚子市など)、ニンジン(7億5146万円、八街、山武市、芝山町など)、梨(7億3715万円、市川、鎌ケ谷、船橋市など)が特に甚大。鋸南町のカーネーションの被害3億4303万円も把握した。水稲は3億7829万円(山武、香取、茂原市など)、ネギは3億795万円(横芝光町、茂原、匝瑳市など)。サトイモ、レンコン、落花生にも及ぶ。

 作物の被害面積は判明分だけで計3458ヘクタール。

 さらに、これまで不明だった水産関係の被害額も2億7275万円。被害件数は399件に上り、南房総、鴨川、富津、木更津、館山、勝浦市、鋸南町といった県南部のほか、旭や船橋、市川市でも生じた。

 漁船や漁具倉庫、漁港のほか、停電によるポンプの停止で、いけす内の魚介類が死んだり、冷凍水産品がだめになるケースも生じている。養殖用などの海上施設の被害額は未集計。

 シイタケを含む林業関係の被害は135カ所で5億4363万円。水路や排水施設、農道なども被害を受けた。

最終更新:9/13(金) 14:52
千葉日報オンライン

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