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ロシア最大の銀行、ブロックチェーンで16億円規模の取引を行う ― ハイパーレジャー・ファブリックのプラットフォーム

9/13(金) 19:07配信

CoinDesk Japan

ロシア最大の銀行であるロシア貯蓄銀行(ズベルバンク:Sberbank)は、ブロックチェーンを用いて、シンガポールに拠点を置くコモディティ取引大手のトラフィグラ(Trafigura)から1,500万ドル(約16億2,000万円)相当の売掛債権を購入した。

同銀行の広報担当者によると、(オープンソースのブロックチェーン基盤の一つである)ハイパーレジャー・ファブリック(Hyperledger Fabric)のプラットフォーム上でこの実験的な取引は行われた。ネットワーク参加者のサブセット間で特定のデータを機密に保つことができるという、ファブリックのデータ機密保持機能を有効活用した形だ。

同銀行が試験運用したこのシステムは、アウレリア(Aurelia)のフレームワークと同銀行のクラウドソリューションであるスベルクラウド(SberCloud)を用いて、プログラミング言語「スカラ(Scala)」で書かれたスマートコントラクトを活用している。一連の取引を1秒で完了させると同銀行は主張している。

この案件は先週、同銀行の筆頭副会長アレクサンダー・ヴェディアキン(Alexander Vedyakhin)氏が、ロシアのウラジオストク(Vladivostok)で開催された東方経済フォーラム(Eastern Economic Forum)で発表したが、その時点では規模や技術面の詳細は明かされていなかった。

同銀行の取得分は、元々はトラフィグラとトルコの大口顧客との間のものである。

ヴェディアキン氏はプレス発表の中で、この技術が文書フローを効率化に役立ったことで、案件を終えるまでに必要な時間が「1日から1時間」へ削減されたと述べた。

「我々のブロックチェーン・プロジェクトのパイロット版は、取引の全過程を記録します。つまり、購入要求、銀行での申請の処理・承認、銀行から提示内容の発行、トラフィグラによる条件の確認、取引の決済までです」と同氏は述べた。

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最終更新:9/13(金) 19:07
CoinDesk Japan

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